映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.582:「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト 無修正 HDリマスター版」

映画好きが購入したブルーレイの映画情報をブログに残していく記事で、今回は582本目。タイトルはアベルフェラーラ監督による、1994年日本公開「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」。特典映像は特に無し。「キング・オブ・ニューヨーク」「ボディ・スナッチャーズ」などのアベルフェラーラ監督の代表作であり、ショッキングな描写や内容から賛否を呼んだクライムドラマ。1992年のカンヌ国際映画祭の「ある視点部門」で出展された。出演は「レザボア・ドッグス」「ピアノ・レッスン」「スモーク」などのハーベイ・カイテル、「21グラム」のポール・カルデロン、「ゴースト・ドッグ」のビクター・アルゴ、「交渉人」のレナード・L・トーマスなど。

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作品としては、ハーベイ・カイテル演じるニューヨークの警部補LTが、父親としての顔を持ちながらも日々をドラッグや賭け事、売春婦とのセックスなどに溺れ、警察官として無軌道な人生を送っている一方で、教会の尼僧が複数人の男に強姦されるという事件が起こる。一方、LTは負け続けている野球賭博の借金をカバーしようと大きな金額を掛け続け、遂にはマフィアにも命を狙われ始める。そんな中、信仰心から犯人を許そうとする尼僧の言動を聞き、大きく動揺するLTは強姦した犯人を追う決断をするのだったという内容だ。とにかくLTが自堕落な悪行の限りを尽くす描写と、強姦されたにも関わらず犯人を赦すという尼僧との対比を描くことで、サブタイトルの通り”信仰”に対してのメッセージを描いた作品だと思うが、都会の無関心さや暴力性も強烈に描いており恐怖を与えてくる。さらに終始、感情がコントロールできずに怒りをむき出しにするハーベイ・カイテルの熱演も見どころのひとつだろう。ハーヴェイ・カイテルが主演していることで成立しているドライなニューヨーク犯罪映画だ。

 

 

監督:アベルフェラーラ
出演:ハーヴェイ・カイテル、ビクター・アルゴ、ポール・カルデロン、レナード・L・トーマス
日本公開:1994年