映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.616:「インフェルノ HDリマスター・パーフェクト・コレクション」

映画好きが購入したブルーレイの映画情報をブログに残していく記事で、今回は616本目。タイトルはダリオ・アルジェント監督による、1980年公開「インフェルノ」。特典映像は、「オブ・ダークネス・アンド・ファイアー」「監督ダリオ・アルジェント&助監督ランベルト・バーヴァ インタビュー映像」「アート・アンド・アルケミー(リー・マクロスキー インタビュー)」「リフレクションズ・オブ・ローズ(アイリーン・ミラクル インタビュー)」「ザ・セカンド・マザー(ダリア・ニコロディ インタビュー)」「クリティクス・オン・ファイアー(映画批評家インタビュー)」「ロケーション・ツアー」「インフェルノ・Q&A」「オリジナル予告編」で、計209分が収録されている。ダリオ・アルジェント監督インタビューでは、「『サスペリア』を撮り終えた時、『インフェルノ』を考え始めた。そのまま撮り始めようと思った位だ。結果的には苦労したけど、大変なのは脚本だった。描きたかった世界があって、『サスペリア』のような魔術に関する世界だけではなく、科学的な魔術といえる”錬金術”を入れたくてね。哲学の聖堂があり、建物自体に意味があるんだ。これにはフランスの資料を参考にした。有名なゴシック聖堂とか錬金術を研究した教会とか、こうした場所には錬金術の秘密が書かれた文章が残されているらしい。錬金術師は結局は科学者で、物理現象だけでなく人の精神まで研究していたんだよ。」と言い、「『インフェルノ』の準備中、イタリアの特殊効果の第一人者であるマリオ・バーヴァが、”この分野で貢献できるなら手伝う”と言ってくれたんだ。とても心強い仲間が出来たと思ったね。彼との共同作業は撮影の最後まで続いたし、彼の貢献は本当に大きかった。この映画にはアリが出てくるが、アリを扱う担当者がいて、いつも現場で持ち歩いていた。彼にどうやって集めたのかを聞くと、掃除機を持ってアリの巣がある松林に行ったと教えてくれたんだ。また、序盤の水中シーンは小さなプールにセットを組んで撮った。家の床下が水没しているように、家具まである部屋を作り水没させて、シンクロの経験のある女優に演技させたんだ。面白い撮影だったよ。映画は皆で作るけど、監督の作品になる。自己顕示欲が強い訳ではないけど、”見せ方”が分かるのは監督なんだ。ドラマティックに見せる方法を知ってるんだよ。」と答えている。

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作品としては、映画「サスペリア」で成功を収めたイタリアの映画監督ダリオ・アルジェントが、その後アメリカの映画会社である20世紀FOXの資本で作ったホラー映画。原作はトマス・ド・クインシーの『深き淵よりの嘆息』であり、「サスペリア」に続く魔女3部作の2作目だ。「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」のキース・エマーソンが音楽を担当していることでも有名かもしれない。ストーリーは何度観ても良く分からず、冒頭の屋敷地下の水たまりに落ちた鍵を拾うシーンから完全に置いて行かれるが、ダリオ・アルジェントらしい美意識が満載の画面からは目が離せない。傑作である「サスペリア」や「サスペリア2」の完成度には及ばないと思うが、どうにも嫌いにはなれない作品だ。

 

 

監督:ダリオ・アルジェント
出演:リー・マクロスキー、アイリーン・ミラクル、アリダ・ヴァリ、サッシャ・ピトエフ、ダリア・ニコロディ
日本公開:1980年