映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.28:「スティング」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は28本目。タイトルは、ジョージ・ロイ・ヒル監督作品「スティング」。amazonにて新品で購入。こんな名作がブルーレイでも1,000円を切る値段で買えるとは、いい時代になったと思う。さらに本盤は特典映像の「スティングの見どころ」が興味深い。「完璧な脚本」「名作ができるまでの過程」「スティングの伝説」という三つのカテゴリで、主演のポール・ニューマンロバート・レッドフォード、脚本家のデヴィッド・S・ウォードさらに音楽を担当したスコット・ジョプリンが、撮影当時の様子を振り返るという30分ほどのインタビュー映像だが、詐欺師の実態を詳しくリサーチして脚本を練ったというデヴィッド・S・ウォードの裏話や、主演俳優が撮影の合間に愛車を洗車していたなどの小話まで盛りだくさんだ。

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作品としては言わずと知れた、1973年のアカデミー賞7部門を受賞した犯罪ドラマの傑作で、「コンゲーム」ジャンルとしては今までかなりの作品に影響を与えている。ラストのドンデン返し映画としても有名だ。若頃かりしころのロバート・レッドフォードはやはりカッコいいし、ポール・ニューマンとの師弟関係もしっかり描かれていて、中盤からの展開にはハラハラさせられる。ロバート・ショウ演じる、悪役のロネガンも魅力的だ。そして本当に脚本が上手いので、観ていてなんの矛盾も感じずに最後で気持ち良く騙される事ができる。今回何度目かの鑑賞だったが、オチを知っていてもやはり最後まで十分に楽しめた。アカデミー作品賞に相応しい、文句なしの傑作だと思う。

 

監督:ジョージ・ロイ・ヒル

出演:ポール・ニューマンロバート・レッドフォードロバート・ショウ

日本公開:1973年