映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.116:「刑事グラハム/凍りついた欲望」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は116本目。タイトルは、マイケル・マン監督による作品「刑事グラハム/凍りついた欲望」。ヤフオクにて中古で購入。映像特典としては、「The Mind of Madness:ウィリアム・ピーターセンインタビュー」「Courting a Killer:ジョーン・アレンインタビュー」「Francis is Gone Forever:トム・ヌーナンインタビュー」「The Eye of the Storm:ダンテ・スピノッティインタビュー」「The Music of MANHUNTER:音楽について」「The First Lecktor:ブライアン・コックスインタビュー」「オリジナル予告編」が、約3時間ほど収録されている。「ウィリアム・ピーターセンインタビュー」では、最初に主演のウィリアム・ピーターセンにオファーがあったのは、同じマイケル・マン監督「ヒート」であったという驚きの発言や、監督が映画を撮る場合は時間をかけて完璧に準備をする為、本作でもFBIやラボなどに全面協力を得たというエピソードなどが聞ける。また一瞬の撮影の為に、夜景のガラスに映るホテルのエレベーターをわざわざ動かしたりと、マイケル・マンの完璧主義を感じるインタビューとなっている。「音楽について」は、作曲家のミシェル・ルビーニマイケル・マンから各シーンの楽曲イメージをグリーンやパープルといった色に例えられて、面食らったというエピソードなどを披露している。

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作品としては、トマス・ハリスの原作を「ヒート」のマイケル・マン監督が映画化したサスペンスアクションで、ジョナサン・デミ監督の「羊たちの沈黙」で有名になった、殺人鬼ハンニバル・レクターが映画初登場した作品でもある。本作のレクター博士アンソニー・ホプキンスではなく、同じイギリス人俳優であるブライアン・コックスが演じている。異常犯罪捜査のプロである元FBI捜査官のウィル・グレアムが、服役中のレクター博士にアドバイスを仰ぎ殺人事件の解明に挑むというストーリーで、2002年にはブレット・ラトナー監督により、「レッド・ドラゴン」というタイトルで二度目の映画化もされている。本作はクールでスタイリッシュな映像美が堪能でき、各シーンの演出も冴えているので、マイケル・マン監督のファンなら必見の作品となっている。

 

監督:マイケル・マン

出演:ウィリアム・L・ピーターセン、キム・グライスト、トム・ヌーナン

日本公開:1988年