映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.117:「ミラーズ <完全版>」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は117本目。タイトルは、アレクサンドル・アジャ監督による作品「ミラーズ <完全版>」。ヤフオクにて中古で購入。映像特典としては、「少女時代のアンナ・エシカー」「メイキング・オブ・ミラーズ」「鏡の世界:その存在と歴史」「アニメーション・ストーリーボード」「未公開シーン集&もうひとつのエンディング(監督による音声解説付き)」「ストーリーボードと本編映像の比較」など、約70分の特典映像が収録されている。「メイキング・オブ・ミラーズ」では、アレクサンドル・アジャ監督が、本作について「シャイニング」のような超自然的な世界を描くホラーを撮りたかったと語り、韓国映画のリメイクである本作の脚本をイチから考えたと語っている。他にもキャストインタビューやセットについてインタビュー、撮影シーンなど49分にも及ぶメイキング映像は非常に見ごたえがある。特に本作のテーマである”鏡”の撮影は映り込みがあるため、CGも駆使したりと大変なものだったようだ。ちなみにブルーレイは<劇場公開版>と<完全版>の2バージョンを収録している。

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作品としては、「ヒルズ・ハブ・アイズ」「ピラニア3D」などのアレクサンドル・アジャ監督のサスペンス・ホラーで、ニューヨーク6番街にある大火災で廃屋と化したデパートの夜警を依頼された元刑事が、鏡をめぐる忌まわしい秘密を解き明かしていくという内容だ。公開当時大人気だった「24 -TWENTY FOUR-」のキーファー・サザーランドが主演しており、彼は製作総指揮もつとめている。キャッチコピーは「予測的中率0%!衝撃のラストを迎える震撼サスペンス!」というもので、謎解きミステリーの側面も持ちつつ、ラストに”ドンデン返し”の展開が用意されているのも特徴だ。アレクサンドル・アジャの作品としてはやや地味な作品だと思うが、ある意味で映画史に残る”グロ描写”もあり、浴室で起こるあのシーンは頭にこびりついて忘れられない。最新作である「クロール 凶暴領域」もワニが暴れまくる映画だったが、こういう楽しいB級ジャンルムービーの作り手として、アレクサンドル・アジャは素晴らしいクリエイターだと思う。

 

監督:アレクサンドル・アジャ

出演:キーファー・サザーランドポーラ・パットンエイミー・スマート

日本公開:2008年