映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.275:「ロミオ+ジュリエット」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は275本目。タイトルはバズ・ラーマン監督による、1997年公開作品「ロミオ+ジュリエット」。特典映像としては、「秘蔵映像集」「ミュージック」「バズ・ラーマン ギャラリー」「撮影監督のギャラリー」「インタビュー集」「マーケティング」で、計128分が収録されている。「バズ・ラーマン ギャラリー」ではバズ・ラーマン監督が、「新作を決める時期に、何を作るべきかを独りでじっくり考えた。制作に入れば2年間、毎日5時起床の生活で、普通の情熱じゃとても続けられないからね。その上でシェイクスピア劇を映画で表現しようと決めたんだ。シェイクスピア作品はあらゆるタイプの人々の心を掴むし、400年前の作家から学びたかった。僕が目指したのは、スタイルに囚われない”悲劇の豪華客船でのドタバタ喜劇”のようなものだ。世紀を超えて生き残ってほしい作品だよ。」と言い、「インタビュー集」では、主演のレオナルド・ディカプリオが「素晴らしい作品や共演者に恵まれるのは、最高に幸せなことだと思う。本作の話を聞いた時は、大昔に映画化された作品をなぜ今さら撮るのか?と疑問に感じた。でも監督からテーマを聞いて、意義のある作品だと思ったよ。シェイクスピア作品ではアドリブは許されない。気に入らないセリフがあっても、何も削除はできないんだ。でも自分が役に入り込むとそんな規制は気にならなくなる。物語の世界に引き込まれるんだ。この作品はカーアクションや銃撃戦もあって、目まぐるしい展開に圧倒されるよ。今までとは全く違うシェイクスピア作品なんだ。」と語っている。

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作品としては、長年にわたって抗争を繰り返すモンタギュー家とキャピレット家の息子ロミオと娘ジュリエット、その二人が恋に落ちた事で引き起こる悲劇を描いたシェイクスピアの古典劇「ロミオとジュリエット」の舞台を現代に置き換え、レオナルド・ディカプリオクレア・デーンズ出演で映画化したラブストーリー。監督は「ムーラン・ルージュ」「華麗なるギャツビー」などのバズ・ラーマンで、第69回アカデミー賞では「美術賞」にノミネート、主演のディカプリオは第47回ベルリン国際映画祭にて、「銀熊賞(男優賞)」を受賞している。バズ・ラーマン監督ならではカラフルな世界観の中で繰り広げられる、美しすぎるレオナルド・ディカプリオの雄姿は見所だろう。銃とアロハシャツを着用するキャラクターが、シェイクスピア劇のセリフ回しで会話する面白さが独特で、今観ても意外と古さは感じない。ジョン・レグイザモは印象的な役だったので覚えていたが、アントマン」のポール・ラッドが意外な役で出演しているのには驚いた。

 


監督:バズ・ラーマン

出演:レオナルド・ディカプリオクレア・デインズジョン・レグイザモピート・ポスルスウェイトポール・ラッド

日本公開:1997年