映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.372:「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は372本目。タイトルはマイケル・チャベス監督による、2021年日本公開作品「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」。特典映像としては、「オカルト信仰者」「悪魔が取り憑く理由」「恐怖の悪魔祓い」「DCホラー “The Conjuring: The Lover #1”」で、計27分が収録されている。各メイキング映像では、マイケル・チャベス監督が「本作は『死霊館』シリーズの怖さを保ちつつ、ミステリーも描いている。”オカルト信仰者”の登場はこのシリーズでは珍しいね。過去作は好奇心旺盛な若者が邪悪なものに惹かれ、ウォーレン夫妻に救われるという展開だったからね。今回登場するオカルト信仰者は黒魔術に魅了されるが、不運にも誰も彼女を止められないんだ。このシリーズとウォーレン夫妻が人気なのは、彼らが魅力的だからだ。そして観客に、闇との戦いを一緒に体験したいと思わせる。彼らを主役にしたことで作品に力強さが生まれているんだ。」と言い、「冒頭のシーンは実際にあったカトリック教会公認の悪魔祓いで、本作にとって発端となる重要な場面だ。だから観た事もないようなシーンにしたかった。俳優の演技と曲芸師の身体の動きを、うまく組み合わせて撮影したんだ。このシリーズではCGを多用しない撮影法をずっと採用してきたんだが、それでも実際の撮影時は、みんな曲芸師が見せる目の前の光景に衝撃を受けていた。悪魔祓いのシーンで、見られる俳優たちの反応は本物なんだよ。」と語っている。

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作品としては、2013年「死霊館」、2016年「死霊館 エンフィールド事件」からの正統続編であり、また「アナベル」などスピンオフを含む、「死霊館ユニバース」の第8作目にあたる映画。出演はシリーズの顔となっている、ロレインとエドヴェラ・ファーミガパトリック・ウィルソンが演じている他、TVドラマ「スパニッシュ・プリンセス」のルアイリ・オコナー、「カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇」のジュリアン・ヒリアードなどが脇を固めている。監督は「ラ・ヨローナ 泣く女」で製作ジェームズ・ワンとタッグを組んだマイケル・チャベスで、彼は2023年公開予定の「死霊館のシスター」の続編も監督することが決定している。本作では過去2作とは違い、かなりミステリーに寄った作品になっている事が特徴で、最恐の相手”ヴァラク”も登場しないためホラー映画としてのインパクトは弱い。ただウォーレン夫妻の馴れ初めなども描かれおり、シリーズのファンには十分に楽しめる作品になっていると思う。

 

 

監督:マイケル・チャベス
出演:パトリック・ウィルソン、ベラ・ファーミガ、ルアイリ・オコナー、デビー・グラッツェ
日本公開:2021年