映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は14本目。タイトルは、フレッド・ジンネマン監督作品「ジャッカルの日 ユニバーサル思い出の復刻版」。Amazonにて、新品2,300円で購入。劇場公開時のパンフレットを使用した日本オリジナルデザインのアウターケース仕様で、A3サイズの復刻ミニポスターや「スクリーン」8Pオリジナルブックレットが封入されており、これらは眺めているだけで楽しい。また吹き替えも「水曜ロードショー」「木曜洋画劇場」「日曜洋画劇場」の3バージョンを収録した日本オリジナル仕様という事で、いわゆる特典映像はほぼ無いが商品パッケージとして充実している。この「ユニバーサル思い出の復刻版」シリーズは、今後も初ブルーレイ化作品が発売されていくようなので楽しみだ。
作品としては、ドゴール大統領暗殺をもくろむジャッカルという名の暗殺者を描いたフレデリック・フォーサイスのベストセラー小説の映画化で、今回初めての鑑賞だったが、これが抜群に面白い映画であった。1973年公開の作品だが暗殺者と警察がお互いを出し抜こうと画策する様がスリリングで、切れ者同士の攻防が観ていて面白い。エドワード・フォックス演じる「ジャッカル」も容赦ない悪役がハマっており、ラストの大統領暗殺シーンの結末までキャラクターとして魅力的だ。ブルース・ウィリスとリチャード・ギアが共演した1998年リメイク版「ジャッカル」よりも、硬派なサスペンスものとして、本作の方が優れている気がする。スクィーズ仕様のビスタビジョンサイズという事もあり、ブルーレイで観れて大満足だ。
監督:フレッド・ジンネマン
出演:エドワード・フォックス、マイケル・ロンズデール、アラン・バデル
日本公開:1973年