映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.110:「ジャッキー・ブラウン」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は110本目。タイトルは、クエンティン・タランティーノ監督による作品「ジャッキー・ブラウン」。Amazonにて新品で購入。長らく廃盤になっていた商品だが、「パルプ・フィクション」と共に廉価版がやっと発売になった。映像特典としては、「プロモーション映像」「オリジナル/日本版予告編」で計25分ほどの映像が収録されている。「プロモーション映像」は日本のテレビ番組をそのまま収録しているようで、タランティーノパム・グリアの為に原作から主人公の設定を40代の黒人女性に変更したことや、さらに「この映画では君なりのジャッキー・ブラウンを演じてほしい」と、熱烈にオファーされたことに対して感激するパム・グリアの姿が楽しめる。サミュエル・L・ジャクソンも自分が演じた”オデール”という役柄に対してコメントしており、ブリジット・フォンダもサミュエルへの称賛を惜しまない。またロバート・フォスターマイケル・キートンのコメントが、短いながらも観られるのは貴重だろう。

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作品としては、「パルプ・フィクション」に続くクエンティン・タランティーノ監督の長編第3作で、「フォクシー・ブラウン」や「コフィ―」などの70年代ブラックスプロイテーション映画を代表する、女優パム・グリアを主演に迎えたクライムサスペンス。原作はエルモア・レナードの小説「ラム・パンチ」で、本作はタランティーノ自ら脚本を担当している。共演にはロバート・デ・ニーロマイケル・キートンサミュエル・L・ジャクソンら豪華キャストが脇を固め、この50万ドルを巡るツイストに富んだサスペンスを彩っていく。15年ぶりくらいに久しぶりに鑑賞したが、ほのかに熟年の恋愛も描きながらも金を巡って二転三転するシナリオは、今観ても相当に面白い。クエンティン・タランティーノ作品としてはやや地味目だが、間違いなく楽しめる映画だ。またBobby Womackの「110番街交差点」やRandy Crawfordの「ストリート・ライフ」など、相変わらず選曲も素晴らしい。

 

監督:クエンティン・タランティーノ

出演:パム・グリアサミュエル・L・ジャクソンロバート・フォスター

日本公開:1998年