「去年の冬、君と別れ」を観た。原作は「2014年本屋大賞」にノミネートされ、衝撃的な展開が話題を呼んだ芥川賞作家中村文則による、同名小説。中村文則原作だと最近は「悪と仮面のルール」が映画化されたが、あれは正直残念な映画化だった。監督は「グラス…
「リメンバー・ミー」を観た。ピクサー19作目の長編作品。ピクサーでは初の音楽をテーマにした作品である。監督はあの名作「トイ・ストーリー3」のリー・アンクリッチ。第45回アニー賞では作品賞など最多11部門を受賞、第75回ゴールデングローブ賞ではアニメ…
「ダウンサイズ」を観た。「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー」「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」のアレクサンダー・ペイン監督の最新作。予告編を観た時点で、マット・デイモン主演のSFコメディをアレクサンダー・ペインが撮るのか?と逆に興味が湧い…
「シェイプ・オブ・ウォーター」を観た(完全ネタバレ&解説アリ) 第90回アカデミー賞最多13部門ノミネートの上、作品賞/監督賞/美術賞/音楽賞を受賞した、間違いなく本年度の重要作品。監督は「パンズラビリンス」「ヘルボーイ」のギレルモ・デル・トロ…
「ブラックパンサー」を観た。 マーベル・シネマティック・ユニバースとしては、第18作品目となる。ブラックパンサーは、2016年公開作品「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」に初登場し、王族という設定やその身のこなしの格好良さに、単独主演映画を熱…
「15時17分、パリ行き」を観た。 「グラントリノ」や「アメリカン・スナイパー」の名匠クリント・イーストウッド監督が、2015年8月に高速鉄道で起きた無差別テロ事件の実話を映画化。列車に乗り合わせていた3人のアメリカ人青年がテロリストに立ち向かう姿を…
「グレイテスト・ショーマン」を観た。 「レ・ミゼラブル」でも素晴らしい歌声を披露していた、ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル作品。なんと監督のマイケル・グレイシーは、本作が初監督作品らしい。音楽を担当したスタッフに「ラ・ラ・ランド」で歌…
「悪女/AKUJO」を観た。 2012年「殺人の告白」のチョン・ビョンギル監督が5年ぶりに完成させた、韓国産アクションの決定版。主演は「渇き」のキム・オクビン。アクションシーンのほとんどをノースタントでこなしているらしく、本作の為にかなりのトレーニン…
「パターソン」を観た。 「ブロークン・フラワーズ」「コーヒー&シガレッツ」「ストレンジャー・ザン・パラダイス」のジム・ジャームッシュ監督が撮った、2017年作品。昨年、劇場で見逃してしまい都内の二番館で鑑賞。同時上映が「ベイビー・ドライバー」だ…
「マンハント」を観た。 「男たちの挽歌」や「フェイス/オフ」のジョン・ウー監督最新作。久しぶりに、ジョン・ウーの作品を劇場で観た気がする。日本での単独監督作としては、2009年の「レッドクリフ Part2」以来なので約9年ぶり。今回の「マンハント」は…
「羊の木」を観た。 2012年の名作「桐島、部活やめるってよ」を撮った吉田大八監督の最新作。原作は漫画雑誌「イブニング」で3年にわたり連載され、2014年度の文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞を受賞しているとの事だが、漫画は未読。主演は関ジャニ∞…
「スリー・ビルボード」を観た。 ゴールデン・グローブ賞で4冠を勝ち取り、アカデミー賞でもノミネート、更に作品賞の第一候補と評価されている本作が、遂に日本公開となった。主演は96年「ファーゴ」で、主演女優賞を受賞している、フランシス・マクドーマ…
「デトロイト」を観た。 1967年のデトロイト暴動の最中に発生した、アルジェ・モーテル事件を題材にした作品で、監督は「ハート・ロッカー」や「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー。女性監督である。とにかく上記二作の完成度は凄まじく、「ハ…
「ルイの9番目の人生」を観た。 リズ・ジェンセンのベストセラー小説を、「ピラニア3D」や「マニアック」のアレクサンドル・アジャ監督が映画化したサスペンス。アレクサンドル・アジャは近作の「ホーンズ 容疑者と告白の角」も含めて、B級ホラー映画の作り…
「パディントン2」を観た。 2014年公開「パディントン」の続編。原作は、マイケル・ボンドの児童文学作品「くまのパディントン」。作者がロンドンのパディントン駅の近くに住んでおり、プレゼントした妻のぬいぐるみからインスパイアされて作ったと言われ…