映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は31本目。タイトルは、リドリー・スコット監督作品「ゲティ家の身代金」。ヤフオクにて中古で購入。特典映像は「メイキング」「未公開シーン」「リドリー・スコット監督による実録サスペンス」「再キャスティング&再撮影&再構築」で約30分ほどが収録されている。特にケヴィン・スペイシーが急遽降板になった事でお蔵入りになりそうだった本作を、リドリー・スコット監督がクリストファー・プラマーを代役に立てて再撮影したという事件の裏側を、スタッフたちがコメントしているのが興味深い。一度撮影し終わった映像を観ながら、ライティングやカメラの位置などを調整していった事により、10日間での再撮影という早撮りが可能になったらしい。
作品としては、世界一の大富豪が孫の身代金支払いを拒否したという、世界で最も有名な実際の誘拐事件を映画化した作品で、「エイリアン」や「オデッセイ」などの巨匠リドリー・スコットが監督した。代役のクリストファー・プラマーがアカデミー賞にノミネートされ、リドリー監督も第75回ゴールデングローブ賞の監督賞を獲得している。それほど派手な作品ではないがサスペンスとして、しっかりとツボは押さえている。またミシェル・ウィリアムズやマーク・ウォールバーグ、クリストファー・プラマーといった俳優陣も魅力的で、最後まで飽きずに楽しめる佳作だと思う。
監督:リドリー・スコット
出演:ミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグ、クリストファー・プラマー
日本公開:2018年