映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.35:「ワールド・オブ・ライズ」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は35本目。タイトルは、リドリー・スコット監督作品「ワールド・オブ・ライズ」。amazonにて中古で購入。特典映像はメイキング集として、リドリー・スコット監督やスタッフ、レオナルド・ディカプリオラッセル・クロウらのインタビューやメイキング映像が、約109分ものボリュームで収録されている。監督が8台ものカメラを駆使して撮影しつつ、スタッフに指示している姿にキャスト陣が感心していたり、ロケ地でのリラックスした姿などが観られて興味深い。ラッセル・クロウリドリー・スコットに電話で直接オファーを受けた際に、「体重を20キロ増やして欲しい」と言われたらしく、そのおかげで本作のラッセルは丸々と太っている。すごい役者魂である。

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作品としては、2008年に公開されたリドリー・スコット監督のポリティカル・サスペンス。公開当時は「アクション・サスペンス」として宣伝されていたが、本作は正直アクションの要素は少ない気がする。出演はレオナルド・ディカプリオラッセル・クロウマーク・ストロングなど。国際的テロリスト組織リーダーを捕まえるべく、CIAの工作員フェリスが中東で活動しているのだが、現場を知らない上司ホフマンは安全なCIA本部や自宅から無責任な指令を出し続け、二人は反目する。そこにヨルダン情報局の責任者であり裏の顔も持つハニが絡んできて、この三名の思惑が交錯しながら、テロリストのリーダーを追っていくというのが大枠のストーリーだ。タイトルである「ワールド・オブ・ライズ」の通り、それぞれの立場で「嘘」をついていく事で事態が変化していくストーリー展開が面白く、最後まで興味が途切れない。今回ブルーレイで久しぶりに観返してみたが、非常にドライな世界観でテーマはまったく違うが、同じリドリー・スコットの2013年公開「悪の法則」に近い雰囲気を感じる作品だった。

 

監督:リドリー・スコット

出演:レオナルド・ディカプリオラッセル・クロウマーク・ストロング

日本公開:2008年