映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.55:「ミッドナイトクロス -HDリマスター版-」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は55本目。タイトルは、ブライアン・デ・パルマ監督作品「ミッドナイトクロス -HDリマスター版-」。ヤフオクにて中古で購入。映像特典としては、「ヴィルモス・ジグモンド<撮影監督>インタビュー」「ナンシー・アレン<女優>インタビュー」「ジョージ・リットー<製作者>インタビュー」「劇場予告編」が収録されている。特に「愛のメモリー」でもブライアン・デ・パルマと組んでいた、撮影監督のヴィルモス・ジグモンドの27分におよぶインタビューが面白く、ヒッチコックに強く影響されたデ・パルマの作風や、冒頭の学生寮での撮影の様子、作品のモチーフとして”アメリ星条旗”を意識した赤青白を画面に多く配しているなどのエピソードを語っている。ヴィルモス・ジグモンドは2016年に亡くなった撮影監督だが、「ロング・グッバイ」「未知との遭遇」「ディア・ハンター」などを撮った巨匠で、技術的な解説も非常に見ごたえがある。

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作品としては、ブライアン・デ・パルマ監督が1981年にアメリカで公開したサスペンス・スリラーで、出演はジョン・トラヴォルタナンシー・アレンジョン・リスゴー。現在でもデ・パルマの絶頂期における代表作の一本として、高く評価されている作品だろう。トラヴォルタ演じる音響技師のジャックが、映画の効果音を録音中に偶然、車の転落事故を目撃する。その車から次期大統領の有力候補者の死体と女性を発見し、その女性の命を救ったジャック。だが自分が録音していたテープに不審な銃声が記録されていることに気付き、そこから暗殺の決定的証拠を掴んでしまったことにより、命を狙われるというストーリーだ。やはり本作の見どころは、倒錯したラストシーンだろう。HDリマスターされた美麗な映像で、改めて鑑賞できて良かった。

 

監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ジョン・トラヴォルタナンシー・アレンジョン・リスゴー
日本公開:1982年