映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は64本目。タイトルは、クリストファー・ノーラン監督作品「TENET テネット ブルーレイ&DVDセット (3枚組/ボーナス・ディスク付)」。ヤフオクにて中古で購入。3枚組のうちの1枚である映像特典ディスクの内容としては、75分に及ぶ「メイキング・オブ・テネット」が収録されており、キャストやスタッフインタビューやアクション撮影風景、衣装や音楽などについてのクリエイターコメントなどについて全13章で描かれている。またクリストファー・ノーラン監督を中心に、ジョン・デイビッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、ケネス・ブラナーなどのキャスト陣らのインタビューも、ふんだんに収録されており興味深い。特にこの難解すぎる作品は、スタッフ陣一同で綿密なミーティングを重ねながら制作したと語られており、撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマも大掛かりなアクションシーンに関しても順行と逆行の2パターンを撮影する必要があり、過去で一番チャレンジングな撮影だったと語っている。実際に最後の戦闘シーンやジョン・デイビッド・ワシントンの格闘シーン、中盤でのカーアクションシーンなども、実際に兵士や車を逆走させながら撮影していたりと、本作ならではの奇妙なメイキングシーンが楽しめて良かった。
作品としては、日本でも大ヒットしたクリストファー・ノーラン監督によるアクションサスペンスで、公開当時は構成の難易度の高さからリピーターが続出した映画だ。第3次世界大戦から世界を救うというミッションを命じられた”名もなき男”が、時間のルールを越えて謎を解いていくスパイ映画なのだが、ノーラン監督のトレードマークでもあるIMAXカメラ撮影による撮影により、非常にエッジの効いた映像が楽しめる。また実際に本物の大型旅客機ボーイング747を衝突させたり、600人のエキストラと4台のヘリを投入した大型戦闘シーンを用意したりなど、とにかく作品のスケールが超大で、現状のハリウッド映画最先端の作品だと言えるだろう。脚本の難解さもあり、ブルーレイで何度も観返す作品になりそうである。
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ジョン・デイビッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ
日本公開:2020年