映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は66本目。タイトルは、マーティン・スコセッシ監督作品「シャッター アイランド スペシャル・コレクターズ・エディション」。ヤフオクにて中古で購入。映像特典としては「シャッター アイランドの舞台裏」「灯台の中へ」というメイキングドキュメンタリーが、全38分ほど収録されている。さらに”ブルーレイ袋とじ封入特典”として、「シャッター アイランド 謎解き完全攻略本」という、劇中における伏線の数々が解説された小冊子が封入されている。これは二回目の鑑賞に際して、とても参考になった。メイキングドキュメンタリーとしてはマーティン・スコセッシ監督、ディカプリオやマーク・ラファロが完全ネタバレでインタビューに答えており、これが非常に作品のテーマに突っ込んだ内容で面白い。また1950年代におけるロボトミー手術の状況などについての解説などもあり、一気に観てしまった。
作品としては、マーティン・スコセッシ監督&レオナルド・ディカプリオ主演で映画化された2010年のアメリカ映画。「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」「ディパーテッド」に続く4本目のタッグになる。外界から閉ざされた孤島の精神病院が舞台のスリラーサスペンスで、今回ブルーレイによる久しぶりの鑑賞だったが、非常に楽しめた。特に今作はラストに大きな”どんでん返し”が用意されているのだが、それを念頭に置いて最初から観直すと各場面にさまざまな伏線が仕込まれており、自宅でゆっくりと観るのに適した作品だと思う。悪夢的な展開が続くスリラーで、終始ディカプリオの苦悶の表情が見事だが、ラストに放たれるセリフは議論の余地がある名セリフだと思う。個人的には”正気だったが、〇〇のフリをした”という解釈である。スコセッシ作品としては何故かやや評価が低い作品のようだが、本作は特に二回目以降の鑑賞が楽しめるタイプの良作だろう。
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー
日本公開:2010年