映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は72本目。タイトルは、クエンティン・タランティーノ監督作品「ヘイトフル・エイト コレクターズ・エディション」。ヤフオクにて中古で購入。映像特典としては「ビハインド・ザ・シーン」「サミュエル・L・ジャクソンによる70mmの素晴らしい世界」「予告編集」が収録されている。「ビハインド・ザ・シーン」は、タランティーノ監督やキャスト陣が本作の見どころやキャラクターを紹介した5分ほどの映像で収録時間は短いが、カート・ラッセルらがタランティーノの印象などを語っており面白い。また「サミュエル・L・ジャクソンによる70mmの素晴らしい世界」は、本作が70mmフィルムで撮影された特別な作品であり、アメリカでは特別ロードショー形式で公開されたなどのエピソードを、サミュエル・L・ジャクソンやタランティーノらの関係者が語った約7分半ほどの映像になっている。また初回生産限定特典として、ポストカードが同封されていた。
作品としてはクエンティン・タランティーノ監督の第八作目であり、初の本格密室ミステリー。猛吹雪の中、ロッジに閉じ込められた様々な立場の7人の男とひとりの女犯罪者。互いが疑心暗鬼に陥る中やがて密室殺人が起こり、事件は加速度的に進行していくというストーリーで、いわゆる”先の読めない脚本”になっている。出演はサミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーンらと超豪華で、特に後半の展開はこの芸達者な役者たちのアンサンブルが満喫できる。特に今作のサミュエル・L・ジャクソンは最高だ。第88回アカデミー賞で作曲賞を獲ったエンリオ・モリコーネの楽曲も素晴らしく、168分という長尺でじっくり魅せる極上サスペンスの為、一度目の鑑賞では気付かない伏線も多くブルーレイで何度も観る事でより楽しめる作品だと思う。
出演:サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー
日本公開:2016年