映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.86:「スペル」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は86本目。タイトルは、サム・ライミ監督作品「スペル」。ヤフオクにて中古で購入。映像特典としては、「メイキング(プロダクション・ダイアリー)」「インタビュー(サム・ライミ監督/アリソン・ローマン/ジャスティン・ロング)」「オリジナル予告編、日本版予告編、TVスポット」などが約60分収録されている。特に「メイキング」では、ジャスティン・ロングが案内人となり、本作の爆笑シーンの一つである”鼻血シーン”の撮影風景や、老婆役のローナ・レイヴァーに施される”特殊メイク”の数々、大洪水となる終盤の墓場シーンなど全13項目のメイキングが楽しめる。口から得体のしれない虫などを吐き出す老婆は実は人形で、スタッフによりポンプで押し出されていたなど、映画を観たあとなら尚更面白いメイキングになっている。

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作品としては、「スパイダーマン」シリーズで大成功したサム・ライミが、原点回帰で制作した2009年のホラー作品だ。今改めて観ると「死霊のはらわた」のテイストが色濃く、特に老婆の目玉が飛んできて口に入るというような、ギャグ演出などはそのまま使われている。一応、ジャンルとしてはホラー映画に分類されるのかもしれないが、本作は正直コメディ色がかなり強い。公開当時はタランティーノが絶賛しており、「ショック・エンターテイメント」というコピーで日本でも宣伝されていたが、99分というジャンル映画らしい上映時間の中に悪趣味だけど笑えるというシーンが満載だ。ラストのツイストの効いた展開も楽しく、個人的にもサム・ライミ監督作品の中では一二を争うほど好きな映画だ。ブルーレイは特典映像も充実しており、B級ホラーの良作として手元に残しておきたい作品だと思う。

 

監督:サム・ライミ
出演:アリソン・ローマンジャスティン・ロング、ローナ・レイヴァー
日本公開:2009年