映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.91:「ミッション:8ミニッツ」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は91本目。タイトルは、ダンカン・ジョーンズ監督作品「ミッション:8ミニッツ」。Amazonにて中古で購入。映像特典としては、「キャストと監督に迫る」という約35分のメイキング集と、”記憶の再生”や”量子物理学”といった本作を楽しむための「ポイント解説」が約7分ほど収録されている。「メイキング集」は11項目のトピックスに分けれていて、ダンカン・ジョーンズ監督やジェイク・ギレンホールのインタビューや、映画の舞台となる”列車セット”などの撮影シーンが収められている。監督についてジェイク・ギレンホールは、前作の「月に囚われた男」の冒頭シーンだけで「彼と組みたいと思った」と語り、ミシェル・モナハンは監督の描いた全カットの画コンテのおかげで各撮影シーンの意図が理解できたと話している。本作についてキャスト達は、自分の生活を振り返る機会として本作の結末について考えてほしいと伝えている。

f:id:teraniht:20210407075905j:imagef:id:teraniht:20210407075911j:image

作品としては、2010年のデビュー作「月に囚われた男」が出世作となったダンカン・ジョーンズ監督の第2作で、タイムループをテーマにしたSFサスペンス。列車の爆弾テロにより、絶命する8分間を何度もループすることによって犯人を特定するというストーリーだが、ジェイク・ギレンホール演じる主人公の意識を、テロにより死んだ乗客の記憶に基づく世界へ何度も転送することでループさせるという設定が独特だ。トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」という作品があったが、何度も同じシチュエーションを体験することによりさまざまな選択肢を試して真相に近づくという意味では、近いコンセプトの映画かもしれない。94分というタイトな上映時間ながらも恋愛要素や親子愛も描かれており、シンプルにとても面白い映画だと思う。ダンカン・ジョーンズ監督は、三作目の「ウォークラフト」でやや失速してしまったが才能のある監督だと思うので、是非また劇場用作品を撮ってほしいものだ。

 

監督:ダンカン・ジョーンズ

出演:ジェイク・ギレンホールミシェル・モナハンヴェラ・ファーミガ

日本公開:2011年