映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.122:「クラークス」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は122本目。タイトルは、 ケビン・スミス監督による作品「クラークス」。永らく廃盤だったのだが、廉価版がやっと発売になったのでamazonにて新品で購入した。映像特典としては「劇場版予告編」のみ。作品としては、「チェイシング・エイミー」「ドグマ」「Mr.タスク」などで有名なケビン・スミス監督による青春コメディで本作がデビュー作となる。サンダンス映画祭で注目され、ミラマックスによって公開されている。ケヴィン・スミスは俳優としても活躍しており、「ダイ・ハード4.0」でも太ったコンピュータオタクのワーロック役で出演していた。本作はかなり低予算作品の為、モノクロで画素の粗い映像はクオリティ的にはやや厳しいかもしれないが、これから開花していくケヴィン・スミスの”初期衝動”はしっかりと刻印されていると思う。

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ストーリーとしては、コンビニで働く22歳の大学生ダンテ・ヒックスの”ある一日”を描いている。朝6時にたたき起こされたあげく休日出勤となったダンテが、店に来ては問題を起こしていく客たち、となりのビデオレンタル屋で働く親友ランドル、突然過去の性癖を告白する恋人べロニカなどと破天荒な一日を過ごしていくという内容だ。映画は小さなエピソードの積み重ねで構成されておりほぼ店の中だけで物語は進行していくのだが、主人公ダンテと親友ランダルが語る台詞の数々が単純ではあるがウェットに富んでおり、なぜか惹きつけられる。ただ、かなり低レベルの下ネタが多く、登場人物たちも基本的にはおバカキャラでグダグダな展開なので、確実に好みは分れる作品だろう。日本では劇場未公開作品の「クラークス2」も存在するらしいが、残念ながらソフトは未発売のようである。


監督:ケビン・スミス

出演:ブライアン・オハローラン、ジェフ・アンダーソン、マリリン・ギリオッティ

日本公開:2000年