映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.125:「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は125本目。タイトルは、グレタ・ガーウィグ監督による作品「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」。半額だったのでamazonにて新品で購入。初回特典として5枚セットのポストカードが封入されていた。映像特典としては、「新世代の若草物語」「モダンクラシックをつくる」「グレタ・ガーウィグ:芸術を生み出す女性」「ヘアメイク(テスト映像)」「製作の舞台裏」「ルイザが残したもの:「若草物語」とオーチャード・ハウス」の計48分が収録されている。「新世代の若草物語」では、主演のシアーシャ・ローナンがジョーの演技で特に注意したのは「ボーイッシュになり過ぎない事だった」と語り、グレタ・ガーウィグティモシー・シャラメ演じるローリーについて、「彼はある意味でジョーの異性の双子なの」と語っていたのが面白い。また「グレタ・ガーウィグ:芸術を生み出す女性」では、監督自ら「レディ・バード」よりも私的な作品なので、再映画化に際して「正しく描き直せるのは自分だけ」と、製作のソニーに猛アプローチしたエピソードなどが語られている。

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作品としては第92回アカデミー賞で衣装デザイン賞を獲得し、他にも作品賞など6部門にノミネートした古典作品「若草物語」の4回目の映画化作品。監督は「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグで、出演陣は「レディ・バード」でグレタ・ガーウィグと再タッグのシアーシャ・ローナン、「美女と野獣」のエマ・ワトソン、「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」のメリル・ストリープ、「マリッジ・ストーリー」のローラ・ダーンなど、豪華な顔ぶれになっている。150年前に書かれた原作なのだが、4姉妹それぞれの生き方を通じて現代を生きる女性へのエールになっているのは、監督グレタ・ガーウィグの優れた演出と脚本、そして原作の持つ先見性が融合した成果だろう。「レディ・バード」と併せてブルーレイでコレクションしておきたい一本だ。

 

監督:グレタ・ガーウィグ

出演:シアーシャ・ローナンエマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、ティモシー・シャラメ

日本公開:2020年