映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は133本目。タイトルは、マーティン・ブレスト監督による作品「ミッドナイト・ラン ユニバーサル 思い出の復刻版」。amazonにて新品で購入。特典映像としては、「予告編」「メイキング」で約9分ほどの映像が収録されている。撮影当時のロバート・デ・ニーロは本作を、「二人のキャラクターの関係性が魅力の物語だ」と言い、出演者のヤフェット・コットーは「明日に向かって撃て!」のような雰囲気がある作品だと語っている。撮影はニューヨークやロサンゼルス、ベガス、シカゴとロードムービーらしく様々な場所で行われたようで、チャールズ・グローディンは「しばらくバスには乗りたくない」とコメントしている。また監督マーティン・ブレストが、空港の受付担当でカメオ出演している様子も収められており、90日間の撮影で一日も休みがなかったとぼやいているのが面白い。
作品としては、「ビバリーヒルズ・コップ」「ジョー・ブラックをよろしく」のマーティン・ブレスト監督が、1988年に公開したアクションコメディで、主演はロバート・デ・ニーロと「ベートーベン」などのチャールズ・グローディン。シカゴ警察を退職し孤独な賞金稼ぎをしているジャックが、保釈金保証会社の依頼によりギャングの金を横領した会計士マデューカスを捕まえて、ロサンゼルスまで連れ帰ることになるのだが、道中でマデューカスを狙うギャングとFBIの両方から追われる事になるというストーリーだ。いわゆる「ロードムービー」であり「バディムービー」だが、全体的にかなりコメディ色が強く、マーティン・ブレスト監督の1985年作品「ビバリーヒルズ・コップ」での評価が影響しているのかもしれない。今観ると展開のテンポはゆっくりしているが、銃撃戦あり、ヘリとのカーチェイスありで”アクション映画”としても飽きさせない。なにより男同士の友情物語として、爽やかな後味を残すエンディングが見所だ。
監督:マーティン・ブレスト
出演:ロバート・デ・ニーロ、チャールズ・グローディン、ヤフェット・コットー
日本公開:1988年