映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.135:「少林サッカー」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は135本目。タイトルは、チャウ・シンチー監督による作品「少林サッカー」。amazonにて新品で購入。特典映像としては、「メイキング・オブ・少林サッカー」「プレミア試写会での舞台挨拶」「香港オリジナル&日本版予告編&劇場未公開幻の予告編&TVスポット(全4パターン)」で、計35分ほどが収録されている。「メイキング・オブ・少林サッカー」では、チャウ・シンチーヴィッキー・チャオのインタビューや実際の撮影シーンの様子が楽しめる。チャウ・シンチーは「映画のテーマを選ぶとき、それが斬新であるかどうか?を考えており、前人未到のものの方が面白いと思う」と語っている。また今作では主演と監督の両立がかなり大変だったらしい。またヴィッキー・チャオの坊主メイクの様子が収められているが、8~10時間かかるため演技よりも辛かったと語っている。他にも”魔の手”キーパー役のチャン・クォックァンは当時新人で、最初の会話シーンでは37回ものNG記録を出したなどのエピソードが面白い。

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作品としては、「喜劇王」のチャウ・シンチーが監督・脚本・主演を務めたサッカーコメディ。2002年に公開され、日本でも大ヒットした。放たれたシュートが火の玉となって飛んで行ったり、選手が天空高くジャンプしたかと思えば頭突きでボールに向かっていったり、ゴールを守るのがブルース・リーそっくりだったりと、マンガ的な”良い意味で”バカバカしい演出が満載の作品だ。今観るとCGのクオリティがかなり低いがこの作品だと、それも”味”として感じられてしまう。なによりアジア圏のコメディ映画なので日本と笑いの間が近くて、素直に爆笑できるのが嬉しい。このあたりはチャウ・シンチーのセンスだろう。15年ぶり位の鑑賞だったので、昔みたいには楽しめないだろうと思ったが、ニヤニヤしていたらあっという間に終わってしまった。「何も考えずに楽しめる」代表のような映画だと思う。

 

監督:チャウ・シンチー

出演:チャウ・シンチー、ン・マンタ、ヴィッキー・チャオ、パトリック・ツェー

日本公開:2002年