映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.145:「ショーン・オブ・ザ・デッド」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は145本目。タイトルは、エドガー・ライト監督による作品「ショーン・オブ・ザ・デッド」。特典映像としては、「未公開シーン」「生肉」「テレビ 放映シーン」「ゾンビ ギャラリー」「予告編集」で、計100分以上が収録されている。「生肉」とは、出演者のビデオダイアリーやメイキングフッテージ集の事で、出演者たちの撮影舞台裏やゾンビ役エキストラのドキュメンタリー、役者たちが台本の読み合わせをしている光景、劇中で使われているVFXの解説などが収録されている。また、ジョージ・A・ロメロ監督「ゾンビ」の大ファンだった監督とサイモン・ペッグが意気投合して製作を始めたというエピソードや、「ただ茶化したようなコメディ作品ではなく、本格ホラーの要素をそのまま取り入れたかった」などのコメントが聞ける。音声解説も複数あるので、かなり充実した映像特典だろう。

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作品としては、2004年の製作時点で日本では劇場未公開のビデオスルーだったが、本国イギリスでは大ヒットしたゾンビコメディ。エドガー・ライト監督のデビュー作ということもあり、日本でも話題になった作品だ。ちなみに製作から15年を経た2019年には、”限定上映”というかたちで劇場公開となった。監督は後に「ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-」や「ベイビードライバー」などを手がけたエドガー・ライト主人公ショーン役のサイモン・ペッグエドガー・ライトが共同で脚本を執筆している。劇中でゾンビとの戦闘シーンでクイーンの「Don’t Stop Me Now」が流れるが、こういったシーンを観ても「ショーン・オブ・ザ・デッド」以降の作品への影響はかなり強いと感じる。コメディ系ゾンビ映画の草分け的作品として、映画史的にも非常に重要な一本だろう。


監督:エドガー・ライト

出演:サイモン・ペッグ、ケイト・アシュフィールド、ニック・フロスト

日本公開:2019年(製作2004年)