映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.156:「トレマーズ」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は156本目。タイトルは、ロン・アンダーウッド監督による作品「トレマーズ」。amazonにて新品で購入。特典映像としては、「メイキング・オブ・トレマーズ」「トレマーズ宣伝用映像」「ケビン・ベーコン インタビュー」「マイケル・グロス インタビュー」「リバ・マッケンタイア インタビュー」で、計65分が収録されている。「メイキング・オブ・トレマーズ」ではロン・アンダーウッド監督が、ユニバーサルから「地下生物なら、ほとんど姿を映さなくて済む」という低予算映画ならではの理由で、制作OKが出たなどのエピソードが聞けて面白い。また劇中の巨大生物グラボイズが地面の中を進んでいく仕掛けは、ほとんどがシンプルに穴を掘ったうえに柔らかい土や茶色いマットをかぶせて、ヨットのブイなどを引きずり回すことで撮影しているらしい。また「ケビン・ベーコン インタビュー」では、「昔の怪獣映画に敬意を表しており、1950年代の怪獣映画に似ている。ゾクッとさせる部分と陽気な部分が共存している作品だ。しかも、ヒーロー然としていない主人公なのが面白いんだ」と語っている。

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作品としては、「ターミネーター」シリーズの製作を手がける、ゲイル・アン・ハードが製作総指揮を手掛け、「シティ・スリッカーズ」や「マイティ・ジョー」のロン・アンダーウッドが監督したモンスターアクション映画。出演は「フットルース」「激流」のケヴィン・べーコン、「ライトスタッフ」「ザ・プレイヤー」のフレッド・ウォードなど。「トレマーズシリーズ」としては、以後ビデオリリースの続編がなんと7作も存在しているが、やはりケヴィン・べーコンが出演している、この90年公開の第1作目が圧倒的に有名だろう。カルト映画的な人気を博している作品だと思うが、べーコンの代表作だと推す声も多い。ネバダ州の小さな町に突然現れた、”正体不明の地底生物”に立ち向かう人々を描いたシンプルな作品ながら、今観てもかなり面白いのは、登場キャラクターたちの取る行動が理不尽ではないからだ。「このシチュエーションで、そんな行動とらないでしょ」と思うシーンがあると途端に冷めてしまうが、本作にはそれがないので最後まで感情移入して鑑賞できる。しばらくすると観返したくなる優れたアクション映画だ。

 

監督:ロン・アンダーウッド

出演:ケヴィン・ベーコンフレッド・ウォード、フィン・カーター

日本公開:1990年