映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.171:「ドミノ スペシャル・エディション」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は171本目。タイトルは、トニー・スコット監督による作品「ドミノ」。ヤフオクにて中古で購入。特典映像は「本当のドミノ・ハーヴェイ」「スタイル・オブ・ドミノ」「削除されたシーン」「予告編集オリジナル版#1/オリジナル版#2/日本版」で、計45分が収録されている。「スタイル・オブ・ドミノ」では、監督のトニー・スコットが「子供の頃の夢はロックスターだった。本作はスタイルと音楽で私のロック魂を呼び覚ました」「高感度フィルムを使った撮影や手回しカメラ撮影など、今までのCM制作で培った技法を取り入れた」などと語っている。また撮影監督のダニエル・ミンデルは、「全体的に色のバランスを赤に傾けており、あえて粒子が荒く輪郭のあやふやな映像を積極的に取り入れた」と本作の撮影手法について語っている。

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作品としては、「トップガン」「トゥルー・ロマンス」「クリムゾン・タイド」などの名匠トニー・スコット監督が、2005年に日本公開したスタイリッシュ・アクション。出演は「パイレーツ・オブ・カリビアン」「はじまりのうた」のキーラ・ナイトレイ、「エンゼル・ハート」「レスラー」のミッキー・ローク、「ゼロ・ダーク・サーティ」「ジャングル・クルーズ」のエドガー・ラミレス、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のクリストファー・ウォーケン、「チャーリーズ・エンジェル」「キル・ビル」のルーシー・リューなど、とても豪華だ。主人公ドミノ・ハーヴェイには実際の同名モデルがいたが、映画の完成直前の2005年6月に35歳の若さで亡くなっている。トニー・スコットの監督作としてはかなり評価の低い映画だが、時代を感じさせる早すぎるカット割りと過度な画面エフェクトのせいで、確かに落ち着きのない作品になっている。またストーリーの構成を入れ替えた編集も、進行が解りにくくなる効果にしかなっておらず、完成度としては決して高くない映画だろう。トニー・スコット監督作では未見だったので、今回ブルーレイを購入したが、やや残念な作品だった。


監督:トニー・スコット

出演:キーラ・ナイトレイミッキー・ロークエドガー・ラミレスクリストファー・ウォーケン

日本公開:2005年