映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.177:「ザ・ハント」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は177本目。タイトルは、クレイグ・ゾベル監督による作品「ザ・ハント」。amazonにて新品で購入。特典映像は「『ザ・ハント』の舞台裏」、「殺りくシーン大解剖」、「アシーナVSクリスタル:狩るか狩られるか」で計10分が収録されている。「『ザ・ハント』の舞台裏」では、製作のジェイソン・ブラムが「第一印象は当てにならないと伝える物語だ。ホラー映画だが社会問題を扱っている。」と言い、主演のベティ・ギルピンは「(ヒラリー・スワンク演じる)アシーナが戦いと知恵の女神なら、主人公のクリスタルはメデューサね。呪われて忘れられ、気がおかしくなった女性よ」と自分の演じた役について語っている。また「アシーナVSクリスタル:狩るか狩られるか」では、「アクションはほぼ本人がこなしている。ヒラリーとベティは訓練を重ねたんだ。」とラストの格闘シーンの5日間に亘る撮影を、監督クレイグ・ゾベルが振り返っている。

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作品としては、「死の谷間」「コンプライアンス 服従の心理」のクレイグ・ゾベルが監督を務め、「ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷」「僕のワンダフル・ジャーニー」のベティ・ギルピン、「インソムニア」「ミリオンダラー・ベイビーヒラリー・スワンクが出演した、サバイバル・ホラー。レーティングは「R15+」で、特に序盤はなかなかのゴア表現が用意されている。製作は「ゲット・アウト」や「透明人間」などのホラー/サスペンス作品をヒットさせてきた、ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションズ。リベラルな上流階級たちが差別的な白人を「ハント=狩り」するというのが作品の大枠なのだが、このリベラル層が閉鎖的な空間で大量殺人を計画する側というのが、本作が他の作品と差別化しているポイントだろう。とはいえ、メッセージ性を読み解く難解な映画ではなく、捻りのあるB級ジャンルムービーとして90分間飽きずに楽しめる作品だ。

 

監督:クレイグ・ゾベル

出演:ベティ・ギルピン、ヒラリー・スワンクエマ・ロバーツジャスティン・ハートリー

日本公開:2020年