映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.230:「ミスター・ガラス」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は230本目。タイトルは、M・ナイト・シャマラン監督による2019年公開作品「ミスター・ガラス」。特典映像としては、「もうひとつのオープニング」「未公開シーン」「キャラクターについて」「シャマラン監督とジェームズ・マカヴォイ」「スタッフ、キャストの再結集」「デヴィッド 対 ビースト」「スタントの仕事」「三部作の世界」「カメラの後ろから」「『ミスター・ガラス』の音楽」「ビジュアル・エフェクトの効果」「レイヴンヒル記念病院」「シャマラン監督の構想」の計63分が収録されている。「シャマラン監督とジェームズ・マカヴォイ」は二人の対談で、「この映画のジャンルは何だと思う?」と問いかけられたシャマラン監督は、「『スプリット』はスリラーだったが、『ミスター・ガラス』は2つある。物語の原型と展開はコミックで、もうひとつはやはりスリラーだ。しかも謎と答えを入れた圧力鍋のようなね。この2つの合体だ。」と言い、続いての質問である「本作は現在の絵画界を席巻している”スーパーヒーロー物”に近いけど、他の作品との違いはどこだと思う?」という問いには、「この作品は設定の斬新さと素晴らしい俳優陣で、上質な”ドラマ”を作っている。また物語の展開が読めなく、構造や内容に独特な”個性”を持たせているから、同じタイプの作品はないはずさ。いつも配給会社には”僕の作品は個性が武器だ”と言ってるんだ。」と語っている。逆に演技について聞かれたジェームズ・マカヴォイは、「前作は演じる役に確信があった。でも今回は10人以上の人格を演じたおかげでパニックになったよ。”ビースト”については、本作の方が深く理解する必要があったね。でも前作で慣れ親しんだ人格を演じるのは面白かった。」とインタビューに答えている。

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作品としてはM・ナイト・シャマラン監督による、「アンブレイカブル」「スプリット」の世界観を引継いだ、三部作の完結編。主演はブルース・ウィリスサミュエル・L・ジャクソンジェームズ・マカヴォイなど。前作「スプリット」の終盤で、”スリラー”から”モンスターパニック”にジャンルチャンジするのと同時に、まさかのブルース・ウィリス登場によって、「アンブレイカブル」の続編だと判明し、「シャマラン・ユニバース」の完結編が待たれていた。本作は、正直キャスト陣は豪華で設定は面白いのだが、映画の出来自体は残念で、改めてブルーレイで観直しても、やはりあまり好きになれない作品であった。シャマラン映画は当たり外れが大きいのも特徴なので、このブルーレイは特典映像を楽しむ為に保管しておきたいと思う。


監督:M・ナイト・シャマラン

出演:ジェームズ・マカヴォイブルース・ウィリス、アニャ・テイラー=ジョイ、サラ・ポールソン、サミュエル・L.ジャクソン

日本公開:2019年