映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.234:「アンタッチャブル スペシャル・コレクターズ・エディション」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は234本目。タイトルは監督による1987年公開作品「アンタッチャブル」。特典映像としては、「脚本とキャスト」「製作秘話」「新たなギャング映画」「傑作の完成」「『アンタッチャブル』の4人組」「劇場予告編」で、計63分が収録されている。「傑作の完成」では、ブライアン・デ・パルマ監督が「善が悪に勝つという使いつくされた構想を、いかに新しい手法で語れるかが重要なんだ。アメリカ人はギャング映画が大好きだから、新しい切り口で描けば必ず観客は喜んでくれる。多くの観客に好まれる娯楽映画とは、希望の持てるような終わり方で、時代性があるような作品なんだ。」といい、「私はエンニオ・モリコーネの大ファンだったから、彼に音楽を依頼した。彼は作品を観ていろいろとアイデアを出してくれたよ。ほとんどの曲はすぐに決まったが、オープニングのテーマ音楽が決まらなかった。お互いが納得するまで、彼は7~8曲も作ってくれたよ。」と語っている。また出演者のチャールズ・マーティン・スミスは、「モリコーネの音楽がついた完成版を初めて観た時、僕は宙に浮いてるような気分になった。あまりの素晴らしさに衝撃を受けたよ。」とインタビューに答えている。

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作品としては「キャリー」「スカーフェイス」「ミッション:インポッシブル」など数々の名作を送り出している、ブライアン・デ・パルマが監督を手掛けたギャング映画の金字塔で、主演のケビン・コスナーはこの作品で一躍トップスターになったほか、ショーン・コネリーは「第60回アカデミー賞」や「第45回ゴールデングローブ賞」で助演男優賞に輝いている。禁酒法時代のアメリカ・シカゴを舞台に、主任捜査官エリオット・ネスを中心としたアメリカ合衆国財務省捜査官たちのチーム「アンタッチャブル」が、ギャングのボスであるアル・カポネを逮捕するまでの活躍を描いた実録映画で、ロバート・デ・ニーロアル・カポネを演じるために自ら頭髪を抜いて熱演している。娯楽映画として非常に完成度が高く、当時32歳のケヴィン・コスナーもフレッシュで、何度観ても楽しい作品だと思う。ブライアン・デ・パルマ監督の全盛期を代表する1本だろう。


監督:ブライアン・デ・パルマ

出演:ケヴィン・コスナーショーン・コネリーアンディ・ガルシアロバート・デ・ニーロ

日本公開:1987年