映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.265:「デジャヴ」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は265本目。タイトルはトニー・スコット監督による、2007年公開作品「デジャヴ」。特典映像としては、「監視の窓」「未公開シーン」「追加シーン」で計46分が収録されている。メイキング集である「監視の窓」では、トニー・スコット監督が「デンゼル・ワシントンの主演はすんなり決まった。過去2作の経験から、彼との仕事には慣れているからね。主人公ダグ役にもピッタリだ。ジェリー・ブラッカイマーに関しては、彼が私の手綱を操作してくれていると感じる。私が下した判断を見直してくれと彼に言われたら、もちろん従うよ。」と言い、主演のデンゼル・ワシントンは、「常に準備周到なトニー・スコット監督の才能が、もっとも発揮されるのがこの種の映画だと思う。細部にまで亘る気遣いが彼の強みだ。私も演じやすいよ。プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーとは『タイタンズを忘れない』以来、これが3作目だ。彼は良い題材を選ぶし宣伝や売り方も上手い。彼の才能だね。私の出演作を含む、見事な経歴がその証拠だよ。」と語っている。そして、製作のジェリー・ブラッカイマーは「以前、デンゼルとトニーと私は『クリムゾン・タイド』でも組んだが、この3人のチームでラブ・ストーリーは始めてだ。デンゼルは才能がありストーリーと役柄を常に自分のものにできるし、映画に対する独自の論理を持ち工夫も忘れない。そしてアカデミー俳優だから、演技は圧巻だ。ヴィジュアリストであるトニーは、素晴らしい脚本を更に進化させるんだ。私も年を重ねるたびに、映画の本質が見えてきたよ。」とインタビューに答えている。

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作品としては、「トップガン」「トゥルー・ロマンス」などのトニー・スコットが監督した、SFサスペンス。主演はデンゼル・ワシントンで、トニー・スコットデンゼル・ワシントンは「クリムゾン・タイド」「マイ・ボディガード」「サブウェイ123 激突」「アンストッパブル」など、多くの作品でタッグを組んでいる。共演は「プレシャス」「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」のポーラ・パットン、「ドアーズ」「トップガン マーヴェリック」のヴァル・キルマーなど。543名もの犠牲者を出した、凄惨なフェリー爆破事件を捜査するダグは、手がかりを握る一人の女性クレアの他殺遺体を見た瞬間、多くの違和感を覚える。そんな時ダグは、政府が極秘に開発した”現在から《4日と6時間前》の映像を自由に見ることができる”という特殊な監視システムの存在を知らされる。そしてそれを使いフェリー爆破事件の犯人を追う事になるが、それにはクレアが重要なカギを握っていた、というストーリーで、かなりSF要素が強いサスペンス作品だ。現在と過去を交差させながら真相が明らかになる展開と、終盤のアクション多めなバランスでまったく飽きさせずに魅せ切る手腕は、さすがトニー・スコット監督だが、タイムリープものにありがちなツッコミどころはかなり多いため、深く考え過ぎずに気楽に鑑賞するのが良い映画だと思う。

 

監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントンポーラ・パットンヴァル・キルマージム・カヴィーゼル、アダム・ゴールドバーグ
日本公開:2007年