映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.388:「フランケンウィニー」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は388本目。タイトルはティム・バートン監督による、2012年日本公開作品「フランケンウィニー」。特典映像としては、「新作短編:キャプテン・スパーキー対 空飛ぶ円盤」「ロンドンの制作現場を訪問」「ようこそ『フランケンウィニー アート展』へ」「実写オリジナル版:フランケンウィニー」「ミュージックビデオ:ペット・セメタリーbyプレイン・ホワイト・ティーズ」で、計64分が収録されている。「ロンドンの制作現場を訪問」では、監督のティム・バートンが「僕にとってホラー映画とは、怖いだけでなくもっと深いものだ。お伽話に教訓が含まれているのと同じだね。僕は80年代に一度、少年と犬の物語を初の短編実写映画として制作しているんだ。アニメーション畑の人間が初めて俳優を使い、実写映画を撮ったんだよ。あれは特別な経験として心に残っている。当時のスケッチは作品の本質をよく表していたから、今回は実写ではなくストップモーションアニメにしたんだよ。実写に反映できなかったスケッチのテイストや作品の世界観を表現するチャンスだったんだ。」と言い、「本作の舞台となる”ニューオランダ”は、僕が子供時代を過ごした中流家庭が住む50~60年代の郊外を想定した。実際の撮影はすべてミニチュアを使っていて、実際に照明を当てているから自然な影が出るんだ。これは実写の撮影と同じだね。本作の制作はパペットに命を吹き込むという意味では、まさにフランケンシュタインの物語のようだ。ストップモーションアニメにはエネルギーがあるよ。それは目の前に芸術があるからだ。すべてが合わさり、唯一無二の作品になるんだよ。」と語っている。

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作品としては、「シザーハンズ」「マーズ・アタック!」「チャーリーとチョコレート工場」などのティム・バートン監督が手掛けた、ダークファンタジー1984年にティム・バートンが制作した同名短編映画のリメイクであり、白黒のストップモーション作品でもある。第85回アカデミー賞では、「長編アニメーション賞」にノミネートされている。交通事故で愛犬のスパーキーを失った少年ヴィクターが、カミナリのエネルギーで彼を蘇らせることを決意するという物語で、ホラー古典「フランケンシュタイン」へのオマージュを強く感じる。キャラクターの動きやセット、ランティングなど随所にティム・バートンらしいこだわりを感じる良作だ。

 

 

監督:ティム・バートン
声の出演:キャサリン・オハラマーティン・ショートマーティン・ランドー、チャーリー・ターハン、ウィノナ・ライダー
日本公開:2012年