映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.392:「ラスト・オブ・モヒカン ディレクターズカット」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は392本目。タイトルはマイケル・マン監督による、1993年日本公開作品「ラスト・オブ・モヒカン ディレクターズカット」。特典映像としては「メイキング」で、計44分が収録されている。「メイキング」ではマイケル・マン監督が「3歳の時に『モヒカン族の最後』を観たんだ。1936年の16ミリフィルム版だよ。とにかく衝撃的だったね。そして1990年にふと、私もこの英雄の物語を作りたいと思ったんだ。女性とのロマンスを絡めてね。激しい政治闘争とは対照的な甘い恋愛劇だよ。大陸中でさまざまな形の戦争が繰り広げられ、さまざまな同盟が組まれた年だったんだが、何とかして当時の人々をリアルに再現したかった。原作の小説はかなり簡略化されていて、先住民に対する考え方は幼稚だったとも言えるね。モホーク族の文化は簡単には説明できないんだ。主役のホークアイ役は、ダニエル・デイ=ルイスしかないと確信していた。ホークアイにはさまざまな技能があるが、彼は撮影中に全てを習得したんだ。ダニエルなら未開の地でも一人で暮らせるね。」と言い、主演のダニエル・デイ=ルイスは「台本の最初の数ページに家族が共に森を駆け巡り、狩りをする場面が出てくるがその描き方が印象的だった為、強く惹きつけられた。身体を作るための訓練は平気だったけど、僕は筋肉が付きにくい体質だったから、かなり食事の量を増やしたりして大変だったね。この映画では銃の訓練のため特別コースに参加し、武装戦やさまざまな武器の使い方を教えてもらったんだ。この映画にはとても感謝しているよ。マイケル・マン監督と一緒に、当時の人々の生き方を探求することが出来たからね。その細部に至るまでが、映画の中で表現されていると思う。本作では役柄と一体化することが重要だったんだ。」と語っている。

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作品としては、「ヒート」「インサイダー」「ALI アリ」「コラテラル」などで有名な、マイケル・マン監督によるアクション・ロマンス。原作はジェームズ・F・クーパーの小説「モヒカン族の最後」で、何度も映画化されている古典的名作でもある。主演は「マイ・レフトフット」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「リンカーン」で3度のアカデミー主演男優賞を手にした名優ダニエル・デイ=ルイス。共演は「12モンキーズ」のマデリーン・ストウ、「ユージュアル・サスペクツ」のピート・ポスルスウェイトなど。18世紀のアメリカ大陸ではイギリスとフランスが、先住民を巻き込んで覇権争いの戦いを続けていたが、そんな中イギリス人でありながらモヒカン族に育てられた青年ホークアイが、イギリス軍の大佐の娘と恋に落ちた為に、彼女を命を賭けて守るストーリーだ。本ブルーレイは劇場版112分に対してやや長い、114分のディレクターズカット版が採用されており、かなりの高画質で作品が楽しめる。

 

 

監督:マイケル・マン
出演:ダニエル・デイ=ルイス、マデリーン・ストウ、ジョディ・メイ、ピート・ポスルスウェイト
日本公開:1993年