映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.394:「光る眼 コレクターズ・エディション」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は394本目。タイトルはジョン・カーペンター監督による、1995年日本公開作品「光る眼」。特典映像としては「メイキング・オブ・“光る眼" 」「映画ロケーション探訪」「俳優ピーター・ジェイソン、ジョン・カーペンターを語る」「インタビュー集&メイキング映像」「オリジナル予告編」で、計144分が収録されている。「メイキング・オブ・“光る眼" 」では、ジョン・カーペンター監督が「1960年のオリジナル版を観ていたんだけど、”宇宙から来た子たちの話ならできる”と思ったね。ただ手に入れた既存の脚本は、原作の『呪われた村』やオリジナル版とはかけ離れていたんだ。原作における表現方法のいくつかが気に入っていたから、それに立ち戻ったんだよ。ただ私の中では、オリジナル版との大きな違いもある。あちらでは子供たちの誕生を男性の観点から描いているけど、私は母親たちの観点から描いてみたんだ。方向性が違うんだよ。さらに子供の主人公を2人の役に分けた。1人は邪悪な女の子のリーダー、もう一人は人間性があるデヴィッドだ。それがオリジナル版との違いだよ。」と言い、「『光る眼』のエンディングは、続編を念頭に置いてない。デヴィッドがどうなったかはハッキリさせなかったんだ。彼が結局、人間的なのか邪悪なのかもね。本作についてはとても満足している。もっと資金と時間があったらいろいろと変えただろうけど、基本的には満足しているんだ。クリストファー・リーヴの演技も素晴らしかったしね。」と語っている。

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作品としては、「ニューヨーク1997」「ゼイリブ」「マウス・オブ・マッドネス」などのジョン・カーペンターがメガホンを取った、SFホラー。原作はジョン・ウィンダム著の小説「呪われた村」。1960年のイギリス産SFホラー映画「未知空間の恐怖/光る眼」のリメイク作品だが、本作は第16回ゴールデンラズベリー「ワーストリメイク賞」にノミネートされたりと、監督作の中でも一般的な評価はあまり高くない。主演は「スーパーマン」シリーズのクリストファー・リーヴだが、彼が落馬事故によって首から下が麻痺してしまう前の、最後の主演作として知られている。神父役でマーク・ハミルが出演しているのも見どころだろう。特撮とサスペンスを、それなりに楽しめるB級作品である。

 

 

監督:ジョン・カーペンター
出演:クリストファー・リーヴマーク・ハミルマイケル・パレ、カーティス・アレイ、リンダ・コズラウスキー
日本公開:1995年