映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.400:「トップガン マーヴェリック」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は400本目。タイトルはジョセフ・コシンスキー監督による、2022年日本公開作品「トップガン マーヴェリック」。特典映像としては、「離陸許可」「新境地の開拓「トップガン マーヴェリック」の制作」「“飛ぶこと”へのラブレター」「ダークスターの創出」「『Hold My Hand』レディー・ガガ(ミュージック・ビデオ)」「『I Ain't Worried』ワンリパブリック(ミュージック・ビデオ)」で、計37分が収録されている。各インタビューでは、主演のトム・クルーズが「戦闘機パイロットの姿を描く感動作でなければ、『トップガン』の続編に値するとは思えなかった。芸術性、アクション、心に響く物語を観客に届ける方法を常に考えているよ。本作では海軍やトップガン養成所の協力を仰ぎ、リアルさを追求したんだ。そして撮影には、どうしてもF-18が必要だった。”厳しい撮影になる”とキャストたちには伝えたよ。彼らには無線、飛行、操縦室という閉鎖空間、緊急事態などの厳しい訓練プログラムを作って習得してもらったんだ。この作品を誇りに思うよ。かつてない感動を届けられるはずだ。」と言い、「満足いく構想に出会い、最高の作品に仕上げる方法を考えた。観客の心を掴むために、我々の技術をどう生かすか、僕は何十年も航空写真を学んだんだ。映画ならではの”目指す映像”を撮るため技術を駆使したね。それには作り物ではなく、飛行機に設置したカメラで撮る必要があったんだ。それが出来ないなら、この映画を作る気はなかった。このカメラは画期的で、本作だけの特別仕様なんだよ。感動とすばらしい映像を観客に届ける為に、限界に挑戦してくれた関係者には心から感謝したいよ。」と語っている。

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またジョセフ・コシンスキー監督は「戦闘機パイロットになるには長年の訓練が必要だ。それを数か月で達成するため、役者は膨大な訓練を求められた。F-18に乗れば大概の人はあまりの過激さに気絶してしまう。でもこのテストに不合格なら、戦闘機には乗れないんだ。でも弱気だった者も果敢に取り組み、キャスト全員が試練に耐えたよ。F-18にカメラを搭載するのは、予想以上に難しかった。理想的なアングルを実現し、かつ飛行機の性能を損なわないシステムを設計するのに、海軍との共同作業で1年以上かかったよ。GoProではなく6KのIMAXレベルのカメラだから、かつてない映像が撮れたんだ。役者を戦闘機に乗せれば、事故が起きる可能性もある。だから常に飛行の安全を徹底したよ。こんな作品は最初で最後だろうね。」と答えている。

 

作品としては、「トロン:レガシー」「オブリビオン」「オンリー・ザ・ブレイブ」のジョセフ・コシンスキーがメガホンを取った、トニー・スコット監督「トップガン」からなんと36年振りの続編。前作からはトム・クルーズヴァル・キルマーが続投し、新キャストとしてジェニファー・コネリーマイルズ・テラージョン・ハム、グレン・パウエル、ルイス・プルマンらが出演している。当初2019年7月には公開される予定だったが、コロナ禍の影響で度重なる延期が発表され、最終的には2022年5月の公開となったが、全世界興行収入においては主演トム・クルーズのキャリア史上最高額である10億ドルを超え、北米歴代興行収入でも5位というとてつもない記録を叩き出している。また日本でも100億円を突破し、洋画としては異例の大ヒット作品となった。映画人トム・クルーズとしてのメッセージが垣間見えるような作品であると同時に、非常に質の高いエンターテインメント映画になっている。

 

 

監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズエド・ハリスマイルズ・テラージェニファー・コネリーヴァル・キルマー
日本公開:2022年