映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.411:「グローリー」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は411本目。タイトルはエドワード・ズウィック監督による、1990年日本公開作品「グローリー」。特典映像としては、「第54連隊 兵士たちの声」「『グローリー』語り継がれる栄光」「メイキング・ドキュメンタリー」「未公開シーン(2種)」で計70分が収録されている。「メイキング・ドキュメンタリー」では、エドワード・ズウィック監督が「私が撮りたかったのは、歴史を舞台に描いた個人のドラマだ。そして本作では若者たちの成長も描いているんだ。本作の重要なテーマは”人間の尊厳”だね。人種の壁を越えた尊厳なんだよ。」と言い、出演者のマシュー・ブロデリックは「この映画で描かれているのは、アメリカ人に受け継がれた”遺産”だ。脚本家の友人が僕に”南北戦争ものには気を付けろ、これは聖域だから扱いが難しいぞ”と言われたよ。」と語っている。またデンゼル・ワシントンは「実は南北戦争で何十万人もの黒人兵が戦ったことを、知らなかったんだ。さらに知られていないことだが、南北戦争の戦死者数は2つの大戦と朝鮮戦争ベトナム戦争の戦死者よりも多いんだよ。でも本作は前向きな作品だ。兵士たちが身分の違いや憎しみを乗り越えて、一緒に戦う姿を描いているからね。」と語り、モーガン・フリーマンは「戦争映画では必ず兵士たちの心の絆が描かれるね。俳優になって以来、米国史をテーマにした映画に出演したかったんだ。戦闘場面を演出した人々は南北戦争に詳しく、戦闘を忠実に再現していたよ。」と答えている。

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作品としては、「マーシャル・ロー」「ラスト サムライ」「ブラッド・ダイヤモンド」などのエドワード・ズウィックが、メガホンを取った戦争ドラマ。1990年の第62回アカデミー賞ではデンゼル・ワシントンが「助演男優賞」を取った他、「撮影賞」「音響賞」を受賞している。出演は「マイ・ボディガード」のデンゼル・ワシントン「ソウ」のケイリー・エルウェス、「ミリオンダラー・ベイビー」のモーガン・フリーマン、「GODZILLA」のマシュー・ブロデリックなど。南北戦争を舞台に、実在したアメリカ史上初の黒人部隊とその部隊を率いた白人隊長の葛藤を描いており、「タイタニック」「アバター」などの音楽を手掛けた、ジェームズ・ホーナーによる劇伴が映画を盛り上げている。

 

 

監督:エドワード・ズウィック
出演:デンゼル・ワシントン、ケイリー・エルウェス、モーガン・フリーマンマシュー・ブロデリック
日本公開:1990年