映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.484:「ロング・キス・グッドナイト」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は484本目。タイトルはレニー・ハーリン監督による、1997年日本公開作品「ロング・キス・グッドナイト」。特典映像としては特に無し。ダイ・ハード2」「クリフハンガー」「カットスロート・アイランド」「ディープ・ブルー」と90年代に輝かしいキャリアを築いていた、レニー・ハーリン監督の97年日本公開作品。脚本を「ラスト・ボーイスカウト」「ラスト・アクション・ヒーロー」のシェーン・ブラックが書き、当時ハリウッド史上最高値の400万ドルで落札されたことでも話題になった。その後、シェーン・ブラックは「アイアンマン3」「ナイスガイズ!」「ザ・プレデター」などの監督作を発表している。主演は「ザ・フライ」「テルマ&ルイーズ」などのジーナ・デイヴィス、「アンブレイカブル」「ブラック・スネーク・モーン」のサミュエル・L・ジャクソンで、当時夫婦だったレニー・ハーリン監督とジーナ・デイヴィスは、この後離婚した。

f:id:teraniht:20240505002931j:image
f:id:teraniht:20240505002934j:image

作品としては、8年前記憶を失って浜辺に倒れているところを救助された過去を持つ主婦サマンサは、今は優しい夫や幼い娘と幸せに暮らしていた。だが謎の襲撃者に襲われたことから徐々に記憶の断片を取り戻したサマンサは、私立探偵ミッチを雇い自分の過去を調べるための旅へ出るのだったというストーリーで、全体を通していかにも90年代のレニー・ハーリン監督&シェーン・ブラック脚本らしい、大味なアクション映画になっている。それでも主演ジーナ・デイヴィスが演じる”美貌の暗殺者”というキャラクターは魅力的で、サミュエル・L・ジャクソンとのコンビも観ていて楽しい。マシュー・ヴォーン監督の2024年作品「アーガイル」にもインスパイアを与えている作品で、レニー・ハーリンの全フィルモグラフィーを通しても、代表作の1本だろう。

 

 

監督:レニー・ハーリン
出演:ジーナ・デイヴィスサミュエル・L・ジャクソンブライアン・コックスデビッド・モース
日本公開:1997年