映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.429:「グレムリン」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は429本目。タイトルはジョー・ダンテ監督による、1984年日本公開作品「グレムリン」。特典映像としては、「メイキング」「未公開シーン集」「予告編集:オリジナル劇場予告編/オリジナル劇場予告編2/グレムリン2 -新・種・誕・生」で、計21分が収録されている。「メイキング」では、ジョー・ダンテ監督が「冒頭のチャイナタウンは本物ではなくセットで、鳴かず飛ばすの発明家がこのチャイナタウンで、奇妙な生き物に出会うシーンから始まるんだ。この”グレムリン”というキャラクターは、『バッグス・バニー』の中の彼が乗った飛行機をグレムリンが壊すエピソードで知った。あの映画のグレムリンは緑色で大口を開けて笑い、人々にイタズラをして喜ぶ。子供に似ているね。最初は愛らしいがだんだんと恐ろしくなるんだよ。私が最も好きな映画は、実際にはできない事や存在しないものを描く映画だ。現実をリアルに描いた名作は数多くあるが、私が好きな作品は”映画でしか観られない世界”を描くものなんだ。グレムリン』はまさにそういう映画なんだよ。」と言い、プロデューサーのスティーブン・スピルバーグは「『グレムリン』は怪物と少年の物語だ。実生活とはまるでかけ離れた出来事を描く映画で、この作品の中で起こることは人々の憧れでもあり、恐怖でもある。でもホラー映画ではないし、”ジャンル映画”のパロディでもないんだ。こんな斬新な企画は久しぶりだったから、ジョー・ダンテに監督を依頼したんだよ。」と語っている。

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作品としては、「インナースペース」「メイフィールドの怪人たち」「スモール・ソルジャーズ」のジョー・ダンテ監督が手掛けたファンタジーコメディで、知名度的にも監督の代表作だろう。1990年には続編「グレムリン2 新・種・誕・生」が制作されている。エグゼクティヴ・プロデューサーはスティーヴン・スピルバーグフランク・マーシャルキャスリーン・ケネディ、脚本は「ホーム・アローン」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」「ピクセル」のクリス・コロンバス、音楽は「エイリアン」「トータル・リコール」のジェリー・ゴールドスミスが手掛けていて、80年代ハリウッドにおける鉄壁な布陣で制作されている。出演はザック・ギャリガン、「初体験 リッジモント・ハイ」のフィービー・ケイツなど。本作はグレムリンの造作を担当した、クリス・ウェイラスの創意工夫に溢れた特殊効果が素晴らしい作品で、CGのほとんどない時代だからこそのパペットを使ったアナログ撮影が、本作の大きな魅力に繋がっていると思う。

 

 

監督:ジョー・ダンテ
出演:ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ、ホイト・アクストン、フランシス・リー・マッケイン、ポリー・ホリデイ
日本公開:1984