映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は432本目。タイトルはキム・ヨンファ監督による、2019年日本公開作品「神と共に 第一章&第二章」。特典映像としては、「ハ・ジョンウ&チャ・テヒョン&チュ・ジフン&キム・ヒャンギ&イ・ジョンジェ&D.O.から日本のファンへのメッセージ」「メイキング：7つの地獄」「プロダクション・ドキュメンタリー」「撮影風景」「韓国舞台挨拶風景／トークセッション」「リレーコメント」「キャラクター映像」「友情出演」「オリジナル特報／オリジナル予告編／日本版特報／日本版予告編」「30秒SPOT 1／SPOT 2／15秒SPOT」で、計100分が収録されている。「メイキング」では、監督キム・ヨンファが「『神と共に』は死んであの世に行った亡者が、四十九日を迎えるまでの間に７つの裁判を受ける話ですが、原作からの重圧が一番大きかったですね。映像化にはたくさんの課題がありましたが、韓国のVFX技術はかなり進歩しました。撮影準備も十分にしたので、いざ撮影に入っても問題なく計画通りに撮影が進みましたね。たくさんのスタッフが、ストーリーやキャラクターについて意見をくれたし、視覚効果についてもどこまで可能か何度もフィードバックをもらいながら、3年ほど準備したと思います。おかげで期待を裏切らない映画になりました。」と言い、「イ・ジョンジェとは私のデビュー作に出演して以来、連絡を取り合っていました。実は最初は友情出演でちょっとした役を頼んだんですが、スタッフから提案されて閻魔大王役をオファーし直したんですよ。」と語っている。また閻魔大王を演じた、イ・ジョンジェは「韓国にも本作のように、大規模で最先端技術を総動員してこそ実現可能な映画が、1本くらいあったらなと思っていました。こんなプロジェクトを成し遂げられるのは、やはりキム・ヨンファ監督だと思いましたね。」と答えている。
作品としては、「カンナさん大成功です！」「ミスターGO！」などのキム・ヨンファが監督／脚本を担当し、韓国の人気ウェブコミックを実写映画化したファンタジーアクションで、第一章と第二章の二部作となっている。出演は「チェイサー」「お嬢さん」のハ・ジョンウ、「アシュラ」「工作 黒金星（ブラック・ヴィーナス）と呼ばれた男」のチュ・ジフン、「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョン、「新しき世界」「ただ悪より救いたまえ」のイ・ジョンジェ、「優しき罪人」のキム・ヒャンギなど。一度死んだ男が冥界の使者たちと共に7つの地獄で裁判を受け、新たな人生を目指す姿を描いており、韓国では歴代3位となる観客動員数1,400万人超を記録している。ファンタジー色が強いためVFXに注目されがちな作品だが、実はシナリオが良く出来ており、泣ける演出が素晴らしい。二部作ならではの構成もひねりが効いており、かなり見応えのある韓国映画に仕上がっていると思う。
