映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.444:「アポカリプト」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は444本目。メル・ギブソン監督による、2007年日本公開作品「アポカリプト」。特典映像としては、「マヤの再現~メイキング・オブ・“アポカリプト"」「未公開シーン」「日本版予告編」で計28分が収録されている。「マヤの再現~メイキング・オブ・“アポカリプト"」では、監督のメル・ギブソンが「本作の制作環境には、素晴らしいものを生み出す多くの要素があった。最高のスタッフが集まってくれたよ。興味深い社会道徳、風習や信仰など、考古学者や教授など大勢から話を聞いて本も読んだ。マヤは見識ある文明だが、同時に残忍でもあったんだ。”死後の世界”という概念が彼らにはあり、それが行動を左右する。他にも楽園、地獄、天罰などの概念も持っていたんだよ。」と言い、「撮影に必要なのは狭苦しくない、平坦な場所だった。セットを作る空間がいるからね。メキシコには原始的な熱帯雨林があって、実に印象的で圧倒されるんだ。理想的なジャングルだったよ。一方で広大な都市のセットでは捕虜が祭壇に上げられ、死体が転がり落ちていく。大変な時間と労力を要したし、あまりのリアルさに驚嘆したね。ダイナミックで風変わりでもある彼らの着飾った姿は、見る人によっては奇妙だろう。そして彼らの考え方を理解できないかもしれない。だが映画が終わるころには共感できるはずだ。魅力的な文明は映画の中でも美しいんだよ。」と語っている。

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作品としては、「ブレイブハート」「パッション」「ハクソー・リッジ」などの監督作でも有名なメル・ギブソンが手掛けたアクション映画。ほとんど映画出演経験のないキャストたちを起用し、全編マヤ語で撮影されている。第79回アカデミー賞では「メイクアップ賞」「音響編集賞」「録音賞」にノミネートされた。レーティングは”R-15指定”。マヤ文明後期、帝国傭兵の襲撃を受けて生贄にされそうになった捕虜の脱走と生き残りをかけた逃走劇を描いており、メル・ギブソンらしい残酷描写が満載のアクション活劇映画となっている。コーネル・ワイルド監督・主演の1966年公開「裸のジャングル」が元ネタとされているが、メル・ギブソン監督作の中では圧倒的にエンターテイメント性が高い作品だろう。

 

 

監督:メル・ギブソン
出演:ルディ・ヤングブラッド、ダリア・ヘルナンデス、ジョナサン・ブリューワー、モリス・バード、カルロス・エミリオ・バエズ
日本公開:2007年