映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.466:「グレムリン2-新・種・誕・生-」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は466本目。タイトルはジョー・ダンテ監督による、1990年日本未公開作品「グレムリン2-新・種・誕・生-」。特典映像としては「メイキング」「未公開シーン集」「NG集」「もうひとつの場面展開」「オリジナル劇場予告編」で、計37分が収録されている。「未公開シーン集」の”スペシャル音声解説”では、ジョー・ダンテ監督が「冒頭のアニメは当初、もっと長かった。僕たちは昔っぽく、映画の前座に少し長めのアニメを入れたかったんだよ。でも試写で見せたら長編アニメか映画か分からないって、嫌がられたんだ。それで泣く泣く短くした。最初にアニメを見せることで、本編の雰囲気を伝えたかったんだけどね。」と言い、「契約上、スタジオよりも先に僕が試写しても良いことになっていたから、友達を呼んで試写会を開いたんだ。そこで出だしの展開が遅いことに気付いた。中盤で盛り返すけど特に前半のテンポがね。だから気に入っていたけど、必要のないシーンはカットせざるを得なかったんだ。中にはクリストファー・リーが、吸血鬼ネタを言う面白いシーンもあったんだけどね。最初の試写の後に、プロデューサーのスティーブン・スピルバーグに”グレムリンが多すぎる!”と言われたから、カットしたグレムリンのバージョンも多いよ。」と語っている。

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作品としては、「インナースペース」「メイフィールドの怪人たち」「スモール・ソルジャーズ」のジョー・ダンテが手掛けた、大ヒットシリーズの第2弾。当時「インディ・ジョーンズ」シリーズで飛ぶ鳥を落とす勢いだった、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、「ホーム・アローン」「ハリー・ポッター」シリーズの監督で有名なクリス・コロンバスが脚本を担当している。また出演は本作のビリー役で有名になったザック・ギャリガンと、1980年代を代表するアイドル的存在のフィービー・ケイツがヒロインを演じている。不思議な生き物モグワイを飼う為のルールを破る事から生まれる、凶暴なグレムリンたちが巻き起こす騒動を描くパニックコメディ映画だが、この続編は”悪ふざけ度”が上がっていて、当時の映画のパロディが多く盛り込まれているのが見どころだろう。あのクリストファー・リーが出演していたりと、なぜか憎めない珍作である。

 

 

監督:ジョー・ダンテ
出演:ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ、ジョン・グローバークリストファー・リー
日本公開:1990年