映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.476:「ロマンシング・ストーン/秘宝の谷」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は476本目。タイトルはロバート・ゼメキス監督による、1984年日本公開作品「ロマンシング・ストーン/秘宝の谷」。特典映像としては「未公開シーン集」「『ロマンシング・ストーン』に乾杯:撮影当時を振り返って」「新ジャンルを生んだ天才脚本家:ダイアン・トーマス」「永遠の3人:お気に入りのシーン」「マイケル・ダグラス 思い出を語る」で、計44分が収録されている。「『ロマンシング・ストーン』に乾杯:撮影当時を振り返って」では、主演&製作のマイケル・ダグラスが「この素晴らしい脚本を書いたのは、ダイアン・トーマスだ。彼女はマリブでウエートレスをしながら、空き時間にこの脚本を書いたんだよ。僕はそれを読んで気に入り、店まで会いに行ったんだ。彼女も冒険に憧れて、この脚本を書いたわけだ。それ以来、彼女とは親友になったね。」と言い、「監督はまだ若かったロバート・ゼメキスだ。大学の映画学科を出て、『ユーズド・カー』など2作品を手掛けたがどちらも売れなかった。しばらく映画作りをしていなかったが、彼が28歳の時に監督を依頼したんだよ。ジャック役には何人もの俳優に声をかけたが、皆に断られた。僕もまだテレビドラマの出演経験しかなく、俳優としては認められていなかったけど、結局自分でやるべきだと思うようになったんだ。自分が製作する作品に演じたい役があるなんて貴重だからね。」と語っている。また「撮影の初期の頃、雨と共に山の斜面が崩れてきて土砂崩れがあったんだ。埋もれかけたよ。その時に今後どんな撮影になるか、予想がついたね。だが監督ロバート・ゼメキスの演出は見事だった。この作品を観れば彼の後の成功が予見できるよ。映画を製作し海外を飛び回るのは、楽しいが若い人向けだ。『ロマンシング・ストーン』を観るのは楽しいが、作るのは困難を極めたよ。」と答えている。

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作品としては、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「フォレスト・ガンプ/一期一会」「キャスト・アウェイ」などで1980年代~2000年代まで大ヒットを連発したロバート・ゼメキス監督が手掛けた、ロマンチックアドベンチャー本作は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」1作目の前年1984年に公開されており、監督にとっては起死回生の一作となった作品だ。音楽は「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」「アベンジャーズ/エンドゲーム」のアラン・シルヴェストリが担当しており、本作以降ロバート・ゼメキスとは長年タッグを組んでいる。キャストは「白いドレスの女」「シリアル・ママ」のキャスリーン・ターナー、「ブラック・レイン」「氷の微笑」のマイケル・ダグラス、「ビッグ・フィッシュ」「L.A.コンフィデンシャル」のダニー・デビートなど。パッケージからはいわゆる「インディ・ジョーンズ」的な冒険活劇を想像してしまうが、本作はコメディと恋愛要素が強く、もっと軽い仕上がりになっている。2022年のサンドラ・ブロックチャニング・テイタム主演の「ザ・ロストシティ」は、明らかに本作へのオマージュに溢れており、見比べてみるのも面白いと思う。

 

 

監督:ロバート・ゼメキス
出演:マイケル・ダグラスキャスリーン・ターナーダニー・デビート
日本公開:1984