2019-01-01から1年間の記事一覧
「シャザム!」を観た。 今、劇場は「アベンジャーズ/エンドゲーム」で大賑わいである。上映時間は3時間以上、11年間のMCUを締め括るフィナーレ作品ということで、全部盛りの大盤振る舞いな映画だった為、観終わったあとは放心状態であった。感想は「もうお…
「ザ・バニシング-消失-」を観た。 1988年に世界公開されたオランダ・フランス合作映画で日本では劇場未公開だったが、2019年にやっと製作から30年を経て公開となったサイコ・サスペンス。あのスタンリー・キューブリックが3回鑑賞して、「今まで見た中で一…
「マローボーン家の掟」を観た。 2018年の大ヒット作「ジュラシック・ワールド 炎の王国」でメガホンをとったJ・A・バヨナ監督が製作総指揮を務め、過去のJ・A・バヨナ作品で脚本を手がけていたセルヒオ・G・サンチェスが初メガホンを取った、サスペンスホラ…
「ハロウィン」を観た。 スラッシャーホラーの名作、ジョン・カーペンター監督による1978年「ハロウィン」の続編が公開となった。ハロウィンシリーズはロブ・ゾンビ版のリメイクも含めて10作が作られているが、本作は殺人鬼マイケル・マイヤーズと、当時20歳…
「バイス」を観た。 アメリカにおけるサブプライムローン問題を赤裸々に描いた、2016年「マネー・ショート 華麗なる大逆転」を監督したアダム・マッケイの最新作。クリスチャン・ベールが体重を20キロ増量し髪の毛を剃るまでして、33歳上の実在の政治家ディ…
「ザ・プレイス 運命の交差点」を観た。 2016年に公開されたイタリア映画「おとなの事情」を監督した、パオロ・ジェノヴェーゼの新作である。「おとなの事情」はイタリアの権威ある映画賞を獲得し、高い評価を得た作品だった。夫婦3組と男性1人の計男女7人が…
「ブラック・クランズマン」を観た。 第91回アカデミー賞にて作品賞や監督賞など全6部門にノミネートされ、脚色賞を受賞したスパイク・リー監督の実話ベースの新作である。カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリも獲得している。主人公のロン・ストールワー…
「キャプテン・マーベル」を観た。 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズの第21作目。これで4月にいよいよ公開となる「アベンジャーズ/エンドゲーム」の登場キャラが全て出揃った訳である。正直MCUやらDCコミックスが乱立していてアメコミ…
「運び屋」を観た。 巨匠クリント・イーストウッドの最新作。前作「15時17分、パリ行き」から一年足らずでの新作なので、相変わらずのハイペースぶりである。イーストウッド自身も主演しての監督作では、2008年「グラン・トリノ」以来なので約10年ぶりらしい…
「スパイダーマン:スパイダーバース」を観た。 第91回アカデミー賞長編アニメーション賞と第76回ゴールデン・グローブ賞アニメーション作品賞を受賞した、スパイダーマンシリーズ初の長編アニメーション。実写も含めて、シリーズ史上最高傑作との声が上がる…
「シンプル・フェイバー」を観た。 「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」「SPY/スパイ」などで有名になり、近作だと2016年の「ゴーストバスターズ」の女性版リブートが記憶に新しい、ポール・フェイグ監督の最新作である。主演は「ピッチ・パー…
「ビール・ストリートの恋人たち」を観た。 第89回アカデミー賞で作品賞を受賞した、バリー・ジェンキンス監督による待望の新作が公開となった。第91回アカデミー賞でも脚色賞・助演女優賞・作曲賞の3部門にノミネートされ、レジーナ・キングが助演女優賞に…
「グリーンブック」を観た。(完全ネタバレ&解説アリ) ピーター・ファレリー監督の実話ベースの最新作。アカデミー賞で全5部門でノミネートした結果、作品賞のほか脚本賞、助演男優賞を受賞し、さらに世界中の映画祭で称賛を浴びている。ピーター・ファレリ…
「THE GUILTY ギルティ」を観た。 第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞するなど、世界中で話題を呼んだデンマーク製のサスペンス映画。全米最大の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では初登場100%をたたき出すなど、大変な話題作である。本作が長編デビ…
「アリータ:バトル・エンジェル」を観た。 90年代日本発のコミック「銃夢(ガンム)」を原作に、「アバター」のジェームズ・キャメロンが脚本と製作を手掛けて実写化したSFアクション。監督は「シン・シティ」や「スパイ・キッズ」のロバート・ロドリゲス。…
「女王陛下のお気に入り」を観た。 「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」というあまりに個性的な作品を次々に発表し続けている、ギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督の新作が公開となった。前作の「聖なる鹿殺し…
「アクアマン」を観た。 2013年の「マン・オブ・スティール」から始まった、「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズ6番目の作品である。前作の「ジャスティス・リーグ」が、MCUにおける「アベンジャーズ」のような作品で、スーパーマンやバットマン、ワ…
「ファースト・マン」を観た。 「セッション」「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督、待望の新作。ライアン・ゴズリングと再びタッグを組んだという事で、また音楽をテーマにした作品を期待してしまったが、なんと今回は人類初の月面着陸に成功した…
「フロントランナー」を観た。 「JUNO/ジュノ」「マイレージ、マイライフ」「ヤング≒アダルト」のジェイソン・ライトマン監督の新作。昨年、シャーリーズ・セロン主演の「タリーと私の秘密の時間」が公開になったばかりなので、かなりインターバルの狭い公開…
「サスペリア」を観た。 イタリアンホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督の1977年の傑作「サスペリア」を、同じイタリア人監督で昨年「君の名前で僕を呼んで」を発表した、ルカ・グァダニーノがリメイクした話題作。主演は「フィフティ・シェイズ」シリーズ…
「ミスター・ガラス」を観た。 M・ナイト・シャマラン監督の2001年作品「アンブレイカブル」と、2017年「スプリット」の世界観を引き継ぐ、まさかの三部作完結編。「スプリット」のエンドクレジットの後に、「アンブレイカブル」の続編があることが告知され…
「蜘蛛の巣を払う女」を観た。 原作「ミレニアム」は累計9,900部以上の売り上げを誇るベストセラー小説で、スウェーデンでは三作が映画化されている。ハリウッドでも8年前の2011年に、原作一作目にあたる「ドラゴン・タトゥーの女」が、デヴィッド・フィンチ…
「クリード2 炎の宿敵」を観た。 前作「クリード チャンプを継ぐ男」から、約3年ぶりの続編。監督はライアン・クーグラーから、新人のスティーヴン・ケイプル・Jr.にバトンタッチされている。ライアン・クーグラーといえば昨年、MCUの「ブラック・パンサー」…