映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は5本目。タイトルは、ルイス・ブニュエル監督作品「昼顔」。関東の中古CDショップであるディスク・ユニオンにて2,000円弱で購入。市場価格は3,500円ほどなのでお得に購入できたが、既に4Kレストア版がリリースされているからからもしれない。映像特典は無いが36pの解説入りブックレットが封入されており、こちらを読めばかなり作品への理解が深まる。とにかく巨匠ルイス・ブニュエルの代表作をソフトで所有できるのは嬉しい限りだ。作品としては貞淑な人妻と娼婦という二重生活を送る女性を、当時フランスのスター女優カトリーヌ・ドヌーブが演じており、その妖しい美しさが堪能できる。テーマとしても秘められた欲望と贖罪を表現した、突然現実と妄想が入り交じる構成や、あの驚きのラストシーンの解釈の幅など、60年代の作品ながら今観ても新しく、非常に面白い。1967年ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞受賞作品。ブニュエル作品は「忘れられた人々」「皆殺しの天使」など、多くがブルーレイ化されているので、また紹介したい。
監督:ルイス・ブニュエル
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ジャン・ソレル、ミシェル・ピコリ
日本公開:1967年