「ロブスター」を観た。 2019年の傑作「女王陛下のお気に入り」を撮った、ヨルゴス・ランティモス監督の2016年日本公開作品。第68回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞している。ヨルゴス・ランティモスはこの次に公開された、2018年「聖なる鹿殺し キリング…
「パーティで女の子に話しかけるには」を観た。 2002年に自ら監督・主演した「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のジョン・キャメロン・ミッチェルが短編小説をベースにメガホンを取った、青春恋愛映画。とはいえ普通の恋愛映画では全くなく、かなり奇…
「エンゼル・ハート」を観た。 ウィリアム・ヒョーツバーグの小説「堕ちる天使」を原作に、名匠アラン・パーカー監督が映画化したオカルト・ホラー。先日、たまたまケビン・スペイシー主演の「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」を観返したところだったので、…
「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語」を観た。 「ボルト」や「塔の上のラプンツェル」といったディズニー/ピクサーのアニメ作品の脚本や、2011年「ラブ・アゲイン」などの実写映画の脚本を手がけ、アル・パチーノ主演作「Dearダニー 君へのうた」で長編…
「ア・フュー・グッドメン」を観た。 第65回アカデミー作品賞ノミネート、助演男優賞でもジャック・ニコルソンがノミネートされた法廷劇の傑作で、1993年日本公開作である。監督は「スタンド・バイ・ミー」「恋人たちの予感」「ミザリー」のロブ・ライナー。…
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」を観た。 今なお俳優として大活躍中のマット・デイモンとベン・アフレックが初めて脚本を書き、見事に第70回アカデミー脚本賞を獲得した大傑作ヒューマンドラマ。精神分析医を演じたロビン・ウィリアムズもアカデミー…
「ノック・ノック」を観た。 2016年公開作品で「ホステル」や「デス・ウィッシュ」のイーライ・ロス監督による、サイコスリラー。ジャンル映画の名手ともいえるイーライ・ロスが手掛けたのは、79年「メイクアップ」のリメイク作品だ。本作は基本的に「メイク…
「わたしは、ダニエル・ブレイク」を観た。 2016年の第69回カンヌ国際映画祭で、2度目の最高賞パルムドールを受賞した、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品。前から評判の高い作品だったが、今回遅まきながらネットフリックスにて視聴。重い社会問題を扱っ…
「告発」を観た。 90年代の名作「告発」の感想を書きたい。日本公開は1995年という事で、なんともう25年前の作品だ。主演は、「トゥルー・ロマンス」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「ブロークン・アロー」などで90年代に大活躍していた、クリスチャ…
「真実の行方」を観た。 今、90年代サスペンス映画にハマっている。最近、時間を忘れて没頭できるサスペンスが少ない気がするのだが、脚本の出来が良い作品の主戦場が、配信系ドラマに移ってしまったせいかもしれない。本作もいわゆる法廷サスペンスのジャン…
「ミリオンダラー・ベイビー」を観た。 今回も過去の名作を取り上げたい。第77回アカデミー賞で、主演女優、助演男優、監督、作品賞の主要4部門を制覇した、ヒューマンドラマ「ミリオンダラー・ベイビー」である。2005年に日本では公開された、クリント・イ…
「コンテイジョン」を観た。 新型コロナウィルス被害の拡大に伴い、今非常に注目されている映画である。今回、Netflixにて初めて鑑賞したのだが、なるほどこれは今観るべき作品なのかもしれない。監督は「オーシャンズ」シリーズや「トラフィック」のスティ…
「ギルバート・グレイプ」を観た。 新型コロナの影響で新作がなかなか劇場に観に行けず、ブルーレイでの作品鑑賞が増えてきた。今回は1999年「交渉人」の感想に引き続き、90年代の名作「ギルバート・グレイプ」について書きたい。監督はヒューマンドラマの名…
「サーホー」を観た。 インド映画史上歴代最高の興行収入を記録し、そのあまりの面白さに日本でもヒットした「バーフバリ」シリーズ。その名作「バーフバリ」で主人公役を演じた、プラバースが主演したクライムアクション超大作だ。初公開時、インド映画なが…
「交渉人」を観た。 アメリカではコロナ騒動で新作映画が封切られず、さらに撮影自体もほぼストップしているとの事で、映画業界はかなり厳しい状況に追い込まれているようだ。ここ日本でも、いわゆるブロックバスター大作の公開は軒並み延期されている。昨今…