映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.468:「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は468本目。タイトルはジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタイン監督による、2023年日本公開作品「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」。特典映像としては、「ダイスからドラゴンへ:伝承を引き継いで」「アウトローたちのギャラリー:ダンジョンズ&ドラゴンズのヒーローたち」「剣+斧+ヤバい戦闘シーン集」「NG集」「削除シーン&ロング・バージョン」で、計49分が収録されている。「ダイスからドラゴンへ:伝承を引き継いで」では、ジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタイン監督が「子供の時に『D&D』のゲームを知ったんだ。兄がハマっていて、僕もいつもそこに加わっていた。『E.T.』のエリオットのようにね。ゲームの中で創造性を発揮できることに感動したんだ。ゲームそのものも楽しめるが、その過程で創造性も培えるからね。『D&D』の発売元認可のダンジョンマスターを招き、出演者が自分の役でプレーするリハーサルを行ったんだけど、どんなリハより効果があったよ。彼らはプレーを通して自分のキャラクターの強さや弱みを十分に把握できたんだ。この種の映画を製作する場合、ゲームファンも無縁の人も楽しませる必要がある。だから一切茶化す事はせずに、本気で『D&D』への愛を表したんだ。」と語っている。

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また「ファンタジーにコメディの要素を加えるのは、原作を裏切らない最善の方法だと思えた。他の作品よりも盛大に僕らのコメディセンスを発揮できたね。子供たちが地下室からゲーム世界に転送するなど、80年代の漫画をなぞるような設定は避けたかったんだ。ゲームの精神に則り、架空の世界と感じさせずに『D&D』を感じる映画を求めたんだよ。ダイスは振らないが展開はゲームそのものだ。あくまで魔法の領域に効力を留めて、『D&D』の物理学が従うべきルールを作り、ファンタジーの美学を尊重したんだ。本作は自分たちが観たい、面白くてスマートでバカバカしく、2時間の間は日常から離れられる作品を作ろうと考えたんだよ。」と答えている。

 

作品としては、「お!バカんす家族」で監督デビューしつつ、「モンスター上司」「くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密」「俺たちスーパーマジシャン」などのコメディ作品を多く手掛けた、ジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタインによるファンタジーアクション。アメリカ発祥の古典テーブルトークRPGの映画化だ。主演は「スター・トレック」「ワンダーウーマン」シリーズのクリス・パイン、「ワイルド・スピード」シリーズのミシェル・ロドリゲス、「名探偵ピカチュウ」のジャスティス・スミス、「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」のヒュー・グラントなど。『D&D』の世界観をしっかり踏襲しながら、監督の持ち味であるコメディシーンのセンスも冴えていて、誰が観ても楽しめるファンタジー映画になっているのが素晴らしい。ちなみに吹替版もオススメである。

 

 

監督:ジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタイン
出演:クリス・パインミシェル・ロドリゲスジャスティス・スミスヒュー・グラント、ソフィア・リリス
日本公開:2023年