映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ ネタバレ&考察Vol.564:「香港国際警察/NEW POLICE STORY 4Kリマスター版」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は564本目。タイトルはベニー・チャン監督による、2005年日本公開作品「香港国際警察/NEW POLICE STORY」。特典映像は「ジャッキー・アクションのすべて」「メイキング・オブ・香港国際警察」「ミュージック・ビデオ『九月風暴』」「別バージョン エンディングロール」「中国公開版エンディング」「スライドショー」「日本版予告編」「日本版TV-SPOT」「オリジナル予告編集」「オリジナルTV-SPOT」で、計108分が収録されている。「メイキング・オブ・香港国際警察」では、主演のジャッキー・チェンが「チャンという男は誇りと自信に満ちた警察官だ。単純な事件だと思い、複数の部下を連れて”3時間で捕まえる”と豪語するところから犯人側の”ゲーム”が始まる。そして自信過剰が招いた失敗を経て、自信を失い酒に溺れるようになるんだ。地獄に落ちた気分さ。演技として涙を流すタイミングは難しかったが、シーンの状況を考えれば自然に涙が出てきた。本当に大きな挑戦だったし、今まで試したことのなかった映画になったよ。」と言い、監督のベニー・チャンは「主人公はジャッキー演じる、警察の英雄で事件は必ず解決する男だ。一方で犯罪集団メンバーの最大の問題は、自分たちの恵まれた状況をわかっていないこと。だからすることがなくて彼らは強盗を働いてしまうんだ。この作品では、主人公の心情と人間のあるべき姿に重点を置いたね。ジャッキーは今までと違う演技を試したいと言って、役に相当のめり込んでいた。悪役を演じたダニエル・ウーの最後のシーンでは、悪人には悪人の世界があって物の見方も違う事を、観客に深く感じ取って欲しい。ダニエルには相当に過酷な演技の要求を度々出したよ。」と語っている。

f:id:teraniht:20250506110602j:imagef:id:teraniht:20250506110603j:image
作品としては、2005年日本公開のジャッキー・チェン主演作品で、当時「シャンハイ・ヌーン」「ラッシュアワー」「80デイズ」などハリウッド製作作品が続いていたジャッキーにとって、久しぶりの“オール香港ロケ”の作品。タイトルは「香港国際警察/NEW POLICE STORY」だが、過去の「ポリス・ストーリー」シリーズとはストーリーもキャラクターも関係はないので、本作だけで成立している。ジャッキーのフィルモグラフィーの中でも、脚本とアクションのバランスが素晴らしく、2000年以降の作品の中では特に人気作品だろう。

 

 


監督:ベニー・チャン

出演:ジャッキー・チェンニコラス・ツェー、チャーリー・ヤン、シャーリーン・チョイ、ダニエル・ウー

日本公開:2005年